クロネコメール便廃止で法人大打撃?

shugoro2015-01-22

夜勤のあとひと寝入りしてからどうでもよい編集作業。
もはやここまで来ると編集も老害撒き散らす担当の痴呆老人の面倒で
編集というよりもはや完全な介護です。
資金ショートの原因はここにも端を発するのですが、
やはりどうでもよい編集は介護と認定して単価を値上げするしかありません。
いや、本当誰でもできることにくそ安い単価で時間をとられるのはかなわんのです。
本日はこんなニュースがありました。
ヤマト運輸クロネコメール便を廃止 3月31日受け付け分で終了】
ヤマト運輸クロネコメール便を廃止する。2015年3月31日の受け付け分をもって終了する。
 理由は、利用者が知らないうちに信書を送ってしまい、
郵便法違反に問われるリスクがあるためとしている。
郵便法ではメール便で信書(手紙)を送ることは認められていない。
しかし「信書」の定義が曖昧で、総務省に問い合わせても
信書かどうか即答できない事例が多発しているという。
2009年7月以降、クロネコメール便で信書を送ったとして、
利用者が郵便法違反容疑で書類送検または警察から事情聴取されたケースが計8件発生している。
 同社は規制改革を提案したが、主張は受け入れられなかったという。
現在の規制が変更されないままでは、「安全で安心なサービスの利用環境」と「利便性」を
自社の努力だけで両立させるのは難しいと判断して、
メール便廃止を決定したと説明している。
 4月1日からは、カタログやパンフレットなど「非信書」であることを事前に確認できた
法人に対して、「クロネコDM便」としてサービスを提供する。
また小さな荷物をやりとりするニーズに応えるために宅急便のサービスを拡充する。
新たなサービスは、小さな荷物を専用ボックスでリーズナブルな料金で送れるもの、
薄くて小さな荷物をポストに届けるものを予定している(ねとらぼ 1月22日(木)16時58分配信)


これって出版社をはじめ送付物が結構多い法人にとっては大打撃といいますか。
当社も自社製作物が多かったときはそれはもう頻繁にお世話になったものです。
しかし、最近では廃止されても取り立てて困るようなことにもならず、
一番新しい著作の『三国志武将事典』なぞは厚みがありすぎて
メール便の対象にならず、冊子小包扱いにしたものの送付先が多かったので
かえって器用貧乏になってしまった次第です。
このメール便がなかった時代はどうしても冊子小包か雑誌の第三種郵便しかなかったわけで
『競馬フォーラム』編集部時代は、よく大量発送のため
郵便局まで重たい荷物抱えて毎月行きました。
そのへんヤマトメール便の場合、あまり数が多いと
コンビニで断られてしまうこともありましたが、
やはり電話一本で取りに来てくれるのもありがたかったものです。
なんとも「信書」の定義が曖昧で、実際に「信書ではない」という欄にチェック入れても
「信書」とは知らずに普通に送ってしまう利用者も多かったのではないか。
また、この背景には同社が規制改革案を提案したにもかかわらず、
これが通らなかったこともあるようで、となると郵政と合わせて今後の動向が気になります。
現実的な問題としてはやはり価格破壊による低コストで
利益が出ていないことと人手不足もあるのでしょう。
しかし、メール便廃止で仕分けのバイト需要も減ることになるかもしれません。
また、アマゾンの中古本などは送料が一律のため
メール便で送ることで些少の利益を得ていたようですが、
これもどうなってしまうのは気がかりではあります。
ヤマト運輸では、法人向けの新サービス「クロネコDM便」を始めるようですが
これだと余計に窓口が混みそうな雰囲気もありますね。
廃止後の動向を見守っていきたいと思います。


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