国税局VS馬券高額配当的中者

11月ももう終わりですね。いよいよ明日からは師走ですが、
昨日はこんなびっくり仰天するニュースがありました。
競馬予想の関係で翌日に更新しますが、競馬界最大のピンチといえます!
【当たり馬券配当30億円、外れは経費?…裁判】
 競馬の馬券配当で得た所得を申告せず、2009年までの3年間に約5億7000万円を脱税したとして、
所得税法違反に問われた会社員男性(39)が大阪地裁の公判で無罪を訴えている。
 配当を得るための「必要経費」には膨大な外れ馬券の購入額も含めるべきで、当たり馬券だけ
から算定したのは不当と主張。国税関係者は「競馬の必要経費が法廷で争われるのは例がない」と
審理の成り行きを注視している。
 国税当局は、必要経費について「収入の発生に直接要した金額」と定めた同法を根拠に、
競馬の場合は当たり馬券の購入額のみと判断。配当額から必要経費を差し引いた所得を
「一時所得」とし、一般的には給与以外の所得が年20万円を超えれば確定申告が必要になるという。
 男性の弁護人らによると、男性は07〜09年の3年間に計約28億7000万円分の馬券を購入。
計約30億1000万円の配当を得ており、利益は約1億4000万円だった。
 大阪国税局は税務調査の結果、配当額から当たり馬券の購入額を差し引いた約29億円を
一時所得と認定したとみられ、無申告加算税を含む約6億9000万円を追徴課税し、
大阪地検に告発。地検が在宅起訴した。
 今月19日にあった初公判で、検察側は「男性は確定申告が必要と認識していた」と違法性を主張。
男性は「多額な所得を得た事実はない」とし、弁護側は「外れ馬券も含めた購入総額こそが必要経費。
一生かかっても払えない過大な課税は違法性があり、無効だ」と反論した。
 男性は、課税を不服として大阪国税不服審判所に審査請求している。
 男性の弁護人らによると、男性は会社員としての年収が約800万円。
04年頃、競馬専用の口座を開設して約100万円を入金し、競馬予想ソフトを使って、
過去の戦績などから勝つ確率の高い馬を選ぶ方法を独自に開発した。
馬券の購入にはインターネットを利用し、仕事のない土日に
全国の中央競馬のほぼ全レースで馬券を買い、配当収支の黒字が続いていた。
 その配当金は自転車操業的に次の購入資金に充てており、口座には週明けに
馬券の購入総額と配当総額の差額が入金。このため残高が数十億円単位に
なることはなかったという(読売新聞 11月29日(木)14時45分配信)


以前にも数100億儲けた競馬予想会社が国税局に摘発されていましたが、
なんとビックリ! 競馬がまったく当たらないshugoroとは裏腹に
こんなすばらしい配当を得ている人もいるんですね。
しかし、30億の配当を得るのに約29億も投資しているわけですから、
やはり高額配当を得るにはそれなりの投資が必要ということでしょう。
まぁ、29億も投資してくれたわけですから、テラ銭を含めても
JRAにとっては大事なお得意様のはず。
それにしてもハズレ馬券を経費に認めないというのはどう考えてもおかしい。
株投資では損したぶんも経費に計上されるというのに。
純利益は1億4000万(これもすごいですね)ですが、
追徴課税は5倍の約7億って国税局も無茶苦茶すぎますわな。
ギャンブルを非課税にするか、ハズレ馬券を経費として認めるか二者択一
このどちらかで裁決しない限り、競馬界に未来はなく、
地方競馬はおろかJRAすら存廃の危機に陥ることになりましょう。
この理論では収支マイナスでも高額配当を一発当てれば課税対象になるわけですから。
WIN5はPATのみでしか発売しないのは、システムの問題があると言い訳していますが、
国税局とつるんでいると思われ、こんなことが認められれば、
PAT購入者は激減してしまうことでしょう。
いずれにせよ今後の成り行きを見守りたいと思いますが、
こればかりは馬券高額配当的中者の方を支援したくなりますね。
≪備忘録≫
本日は昼までフミノ式ダイエットを続けていたのですが、
急遽、高田馬場で打ち合わせが入ってしまい、
終了後はアルコールが入ってすっかり解禁日となってしまいました。
明日からは取材のためしばらく解禁日が続いてしまいますが。


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