家なき子の壁と岐路

日々時事関係にズレがあって申し訳ありません。
先に本日の報告をばしておくと、ランチは久々に『香林園』へ。
12時過ぎに行ったので、すごい混みようでした。
味付が『盛興園』よりうすくなった気がしますが、気のせいでしょうか?
もっとも両者とも凝った味付をしていたわけではありませんが。


そんな話はさておき、20日の話題になりますが、
事務所の更新手続きができないままなので、不動産屋に電話したら、
なんと以前、管理人をしていたおばあちゃんが2カ月前に亡くなったのこと。
2年ほど前まで元気だったのに、体調を崩して入院してからお会いしてませんでした。
そしてこのアパートも老朽化で更新できなくなるかもしれないとのこと。
管理人さんの死も理由のひとつなのでしょう。同情するなら○○ではありませんが、
家なき子にとってはこういう壁に直面してしまうことがあります。
そういえばこの事務所を借りた2006年8月、
東中野にも候補地があったのですが、数年後に立替の予定があったので、
当地の落合のアパートを契約するに至ったのです。
それにしても3年前に内装工事を行ったばかりだったので、むしろ衝撃的でした。
むろん、すぐに立ち退きになるわけではありませんが、
再び事務所と棲家を2つも探して、新規更新するだけでも莫大な費用がかかります。
ましてや現状をみても先細りの職業では現状維持すら厳しいのもたしかです。
いまから17年前の93年、同業だった友人の政が長年住んだ東京を去り、
新天地を京都へ求めたのも、自分の住んでいたアパートの立ち退きが転機でした。
もっとも政が京都へ行ったのは20代。職業選択の余地があったのでしょう。
現在では出版とも無縁ですが、貧しくても幸せいっぱいの暮らしをしています。
貧しさからは脱却できないこの業種。
この事務所を去るまでに新たな回答を見出さねばならない岐路かもしれません。


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