中入り断念!

師走ももう半分が終わり、仕事納めのメドも立たぬまま来年に突入しようとしている。
本日ようやく3校戻し。明日には一年スパンでやってた新刊が届く。
例年のことだが、ここにきてやっと世に出る本が続々。まったくもって難産続きである。
冬休みを利用して校閲が1本。でも晦日と元旦だけは意地でも休んで出かけることになるのか。
会社の年度末決算は来年3月。これに合わせても仕事がどっちゃりで、
それはともかく、ここまでに売掛が立てられないといけない。
2009年はやたら仕事が長期化したものが多すぎて、回収率がひどいことになってしまった。
長期仕事の合間にも短期で雑誌や連載などが舞い込んでくる。
もちろん、いわゆる「中入り」というやつで、
こちらも並行しながら仕事をこなしていかねばならないのだが、
ブームの悪しき慣習で泥沼化させられてしまった。
どんな条件の悪い仕事でも引き受けた以上は、責任をもって納期を守らねばならない。
だから戦国時代にもあったが、この「中入り」はリスクの高い戦術なのだ。
桶狭間の戦いで信長は成功し、賤ヶ岳の戦いでは佐久間盛政が失敗した。
歴史考証家の間ではそんな単純なものではないことはわかっているが、一般の通説としてはそうである。
今回も新規でメール問い合わせがあったが、
原価と仕事の内容で断念せざるを得なかった。
雑誌なので回収率は高いのだが、誌面を構成する素材がなかった。
そういう意味では「青春18」で出かけられない弊害が出ているのかもしれない。
来年は仕事を少しセーブしつつ、盆栽いじりを楽しもう。
春先は「青春18」を2冊買い、車内でニンテンドーDSを楽しみながら優雅な旅に出かけよう。
まだまだ夢のまた夢ですが……。


≪追伸≫
ここに興味深い記事が。
   ↓
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0912/08/news056.html


「会社を辞めたい」と感じているのは、どの業種で働いている人?
って、業種別で見ると、トップが「マスコミ・広告・出版・印刷系」(50.4%)。
ハハハ、だろうね。僕もこの50%に入ってしまうもの。
でも対象は20代以上のビジネスパーソン(自営業者を除く)だから含めてもらえないか。


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