『あした』

部屋の整頓もとりあえずほぼ終わり、細かい資料の整理は後回しにするとして、
とりあえず本格的に仕事に取り組みます。仕事ネタの資料を買出しに
神保町まで行ったのですが、肝心の資料が見つからず、おまけに関係のない本を
衝動買いして5000円近く散財してしまいました。
帰りに定番『キッチン南海』の黒カツカレーを食しましたが、明日から再び節約です。
本日はGyoで映画『あした』(95年・大林宣彦監督)を懐かしさから視聴。
『転校生』(82年)、『時をかける少女』(83年)、『さびしんぼう』(85年)の
尾道三部作に続き、『ふたり』(91年)、『あの、夏の日』(99年)と並んで、
新尾道三部作として知られた映画です。しかし、2時間21分という長い上映のなかに、
内容を詰め込みすぎて主人公が定まっておらず、
風光明媚な瀬戸内の尾道風景は別として、いまいちといった作品でした。
濡れ場などは視聴者を退屈させないための配慮かと思いましたが、
ストーリーが細切れになっているぶん苦しいといった感じです。
この映画で使われたロケセット(港の待合所)が、市内のフェリー乗り場の待合所に、
転用されているように、大林氏の尾道観光への多大な貢献は認めますが。
まだ、市内散策をしたことのない僕でも一度は行きたいと思いますし、
世界遺産に登録したって不思議のない町ですから……。
他の新尾道三部作はまだ映画館でもビデオでも見たことがないのですが、
本作品だけは上映中に、原田知世が特別出演していることもあって、
当時上京してきた同級のキックンと池袋に見に行った思い出があります。
この頃は東池袋の編プロに詰めており、その帰りに見に行ったのですが、
上映時間が他よりも長く、彼の新幹線終列車を乗り遅れさせてしまい、
責任とってやむなく新幹線代を払う羽目になりました。
彼は女にふられて会社を辞め、その後プー太郎生活が続いていましたが、
彼女ができたことで真面目に更正し、再び会社勤めをしていた頃です。
東京出張がたびたびあったようで、その都度寄ってくれましたが、
彼女のほうが彼のプロポーズを二度もはぐらかしたため、
その後、恐ろしい愛憎劇へと発展していきます。
この怖い事件については長くなるので別の機会に書きますが、
男女の仲というのは、そのときの勢いやタイミングによって左右されるものですね。
はっきりいって、これはわたしのアンネットのアンネットとルシエン並みに
恐ろしい話(しかもノンフィクション)です。
いえ、この映画を見ているときは、キックン幸せの絶頂期だったのですが……。
≪追伸1≫
北海道佐呂間町で竜巻発生し9人が死亡。怖いですね。大自然の脅威。
竜巻だとさすがに防ぎようがありません。町が一瞬で廃墟と化しましたから……。
≪追伸2≫
オーストラリアのメルボルンC(GI・3200m)で岩田騎手騎乗の
日本馬デルタブルース(牡5/栗東・角居厩舎)が優勝。
アタマ差2着も同厩舎のポップロック(牡5・鞍上D.オリヴァー)でした。
ポップロックって4連勝で目黒記念(GⅡ)制した馬。
インパクトないけど、23頭中のワンツーですからステイヤー適性を認めましょう。


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