脩五郎の予想/秋華賞

土曜は府中牝馬S・太秦Sハズレ。
こんなのばかりで資金が減る一方です……。
秋華賞】×
ソダシ・アンドヴァラナウトの両頭から
ユーバーレーベン・アカイトリノムスメの2頭に馬連流しで4点。
穴でホウオウイクセルの単複とステラリア・ソダシ・アンドヴァラナウト・ユーバーレーベン・
アカイトリノムスメの5頭へワイド流し。
ホウオウイクセルは前走で出遅れやらかしたけど最速上がりだったので
今度こそ丸田のGI制覇に賭けてみましょうか。≪自信度B≫
【モリアテ教授の予想】
秋華賞】○
調教絶好 4・14
調教不調 8・15
◎アンドヴァラナウト
勝負馬券は3連複軸1頭【9→4・7・11・12・14】
【利回り清志郎の予想】
秋華賞】×
絶好枠を引き当てたソダシが有力も、逆転候補もあるイメージで
馬連、ワイド 7→4.12
3連複 4.12→12.9→9.7.2
3連単 4→12.9⇔7
          12.9→7⇔4

【結果】
ホウオウイクセルシンガリ(by馬券生活師shugoro)
カーッカッカッ3連複4190円的中よ!(byモリアテ教授)
ファインルージュ消してもうた(by利回り清志郎

秋華賞はハズレ。ホウオウイクセルは出遅れのままシンガリという逆噴射でした。

モリアテ教授は3連複4190円的中。手堅いですね。

利回り清志郎はファインルージュ消したのが仇となり微妙にハズレました。

 

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脩五郎の予想/毎日王冠・京都大賞典

土曜はサウジアラビアロイヤルC・オパールSハズレ。
オパールはナランフレグ買ってたのにヒモはずし。
せっかく凱旋門賞で増やした資金をはき出してしまいました。
毎日王冠】×
ポタジェ・ヴァンドギャルドの両頭から
ダイワキャグニー・ヴェロックス・ケイデンスコールの3頭へ
ワイド流しで6点。≪自信度B≫
京都大賞典】×
モズヘッロ・ヒュミドールの両頭から
ダンビュライト・ディアマンミノル・オセアグレイトの3頭へ
ワイド流しで6点。≪自信度C≫
【利回り清志郎の予想】
毎日王冠】×
馬連・ワイド 8→5.7.1
3連複 8.9.13→5.7→7.1.12
京都大賞典】×
馬連・ワイド 2→14.9.3
3連複 2.7.5→14.9→9.3.11

【結果】
またまたやられた~(by馬券生活師shugoro)
連続的中は難しいの~(by利回り清志郎

毎日王冠は人気馬ばかりの堅い決着でハズレ。利回り清志郎タテ目

京都大賞典マカヒキ来て話にならず。今さら来るか???もう8歳だぜ!


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脩五郎の予想/スプリンターズS・凱旋門賞

ショック! 中京スポーツが160円に値上げされてた!

土曜はせっかく芙蓉Sの単勝を獲ったのに、
シリウスS・秋風Sをはずしてマイナスに転じてしまいました。
いよいよ秋のGIも始まりますが、スプリント戦なので自信がなく

小手調べといったとこでしょうか。
GIになってあの予想陣も戻って来ました。
スプリンターズS】×
レシステンシアが軸になりますがルメールの3連覇というのだけ不安。
なのでレシステンシア、ピクシーナイト・ダノンスマッシュ、
ビアンフェ・クリノガウディ・ジャンダルム・モズスーパーフレア
3連複フォーメーション8点。≪自信度B≫
凱旋門賞】×
まともな馬柱がないのに割りと相性のよいレースで2年前も的中させてます。
前哨戦のフォア賞を勝ったディープボンドにも期待が集まってますが、
ここはやはり安定味のあるクロノジェネシスを応援。
クロノジェネシスからタルナワ・アダイヤー・ハリケーンレーン・スノーフォールの4頭へワイド流しと
クロノ軸に上記4頭の3連複BOX6点。≪自信度A≫
【モリアテ教授の予想】
スプリンターズS】×
調教絶好4・16
調教不調6・7・15
◎レシステンシア
勝負馬券は3連複【12→4・8・9・14・16】
【利回り清志郎の予想】
スプリンターズS】○
ここはレシステンシアが圧勝するイメージで!
馬連、ワイド 1→12.14
3連複12.14→14.4→5.1
3連単12→14.4→5.1
      12→5.1→14.4

 【結果】

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なんでシヴァージ来るんじゃあああ~(馬券生活師shugoro)

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/shugoro/20140921/20140921165702.jpg

馬連にしとけばよかった~(モリアテ教授)

ワイド・三連複的中じゃあああ~(利回り清志郎

スプリンターズSは3着をはずしてハズレ。モリアテ教授も同じくで

これなら馬連を買っておけば無難だったのにと後悔。

そのシヴァージを推した利回り清志郎はワイド2030円、3連複9050円的中させました。

更新が遅くなったのは凱旋門賞の結果待ちもあったからですが、

クロノジェネシス7着でハズレ。安定感が持ち味だっただけに

複勝圏で狙ってみたのですが残念でした。

北村友が乗ってればと思うのと素直に健闘を称えたいです。

ディープボンドはシンガリ負け。前哨戦勝ったとは過剰人気感はあったので最初から買ってませんが。

付記すると予想外ではありますが、「応援は日本馬、馬券は外国馬」という

昔のジャパンCの格言の如くトルカータータッソがレーティング値が高い割りに

人気がなかったので、ここから4頭ワイド流ししたのがかすり

負けだけはなんとか取り戻せました。単勝万馬券ですから普通買えないのですが、

やっぱなぜか凱旋門賞とは相性がよいのです。

 

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脩五郎の予想/セントライト記念

三連休で競馬も3日開催ですが、早くも最終日。

スポーツ新聞は日曜しか購入していないので最終日しか予想できません。
土曜はケフェウスS・初風Sハズレ。
日曜はローズSハズレ、ラジオ日本賞のワイド的中したものの
トータルでは大幅マイナスで最後の開催に挑みます。
セントライト記念】×
タイトルホルダーからアサマノイタズラ・ヴィクティファルス・
レッドヴェロシティ・グラティアスの4頭へ馬連流し。≪自信度B≫

 【結果】

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アサマノイタズラ買ってるのにヒモはずし~(馬券生活師shugoro)

セントライト記念はヒモはずし。

あれだけアサマノイタズラを推してたけどまさか勝つとは思ってもおらず、

単勝買ってればよかったのにと後悔しきり。

 

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越美線未成線の旅⑦(下在所→上在所→北濃→郡上八幡/43.8㎞)

下在所の停留所と暗闇にやってきたマイクロバス

 下在所~上在所は運賃110円也。もう陽も落ちて車窓を楽しむこともできず、周囲の街路灯もないので、暗闇で不安にかられつつ『となりのトトロ』のサツキとメイのような心境でバスを待つ。少し遅れて遠方からねこバスの如くヘッドライトを照らして白鳥交通バス石徹白線のマイクロバスがやって来た。他に1名が乗っていたが、西在所で降りたので、終点の上在所までは空気輸送阻止となり、上在所ではすぐに折り返すので写真だけ撮って再び折り返す。この上在所から乗ってきた旅人が1名いた。近くの白山中居神社へ来たのであろうか。残念ながらすでに陽も落ちて暗くなっていたが、陽の長い6~7月なら、まだかろうじて周辺も明るく、中居神社などを入れて撮影もできたのでないだろうか。

上在所停留所と昼間の桧峠からのパノラマ

 上在所は18時30分発で北濃駅までは運賃310円也。そういえばデマンドバス石徹白線を全線乗り通すのも初めてであった。以前に阿弥陀ヶ滝まで行ったことはあるが。このバスは1日3往復だが、平日と土曜のみの運行で日曜、祝日は運転されず、間の2便は乗車の1時間前までに予約が必要となる。僕の乗ったのは3便だから予約なしで乗れるが、上在所から乗ってきた方は2便を予約して石徹白を旅したのかもしれない。県道314号石徹白前谷線はクルマでは何度も通っている。分水嶺である桧峠(標高956m)のパノラマもすばらしいが、すでに暗闇のなか鹿に遭遇して急停車もあった。7月下旬ならこの付近も確認できたのではないだろうか。

北濃

 北濃駅19時5分着で、もう一人の旅人もここで下車して長良川鉄道に乗り換え。すでに駅には列車が到着しており、21分発だから接続はよい。ラッキーなことにセミクロスシートの300形だったから、ボックス席も確保でき、最後にとっておいたアルコールで祝杯をあげた。

美濃白鳥駅
郡上大和駅

 美濃白鳥で女学生3名が乗車したが、当駅で7分停車するので運転士に断って列車を撮影。さらに郡上大和でも列車交換で2分ほど停車したので記録用に撮影している。

13時間51分の旅を終え、郡上八幡に帰着

 20時14分に郡上八幡に到着。いつもフリーきっぷで終電まで乗り通すことを知ってた運転士さんは「ここで降りるんですか?」と不思議そうに問いかけたが、今回は正規運賃での乗車なので880円を運賃箱に入れて未成線含む越美線の旅は終わった(完)

 

あとがき

未成線の旅ルート

 1日で行って来れることを実践してみたわけだが、あくまで上記のプランは令和3年(2021)9月13日に実践したものなので、もし同行程で行かれる方は時刻やバス運行日を予め確認しておいてほしい。それに9月でもかなり陽が落ちているので、やはり陽の長い6~7月がおすすめで、土砂崩れのリスクもあるから梅雨や雨天は避けたいし、冬場は通行止になる区間もあるのでやはり避けたい。

 天候がよければよいツアーコースになるが、なにぶん熊との遭遇リスクはあるので熊除け鈴は持参したほうがよいだろう。今回痛感したが、道路にも出没するマムシにも要注意だ。また、家族旅行村~下在所の区間は上り勾配なので、むしろ下りになる逆回りは可能かどうかも調べてみたのだが、これだと白鳥交通バス石徹白線の1便が早すぎて美濃白鳥か北濃で1泊しなくてならず、予約制の2便ではさすがに長良川鉄道沿線まで戻って来れない。

 食糧は予め用意しておいてもよいが、米原敦賀九頭竜湖で調達できる。とくに九頭竜湖駅は道の駅とコンビニのファミリーマートが併設されているから、徒歩区間の前に水分などは補給しておきたい。

 最初にも書いたが運賃は上在所を経由しなければ計6740円(上在所経由ならプラス110円)であるが、やはり美濃太田九頭竜湖のJR運賃4070円の占める割合が高く、それなら「青春18」1回分2410円を利用したほうが1660円の節約になる。筆者も「青春18」利用を望んでいたが、5回分の消化が困難で断念した経緯がある。

 以上のように長良川鉄道沿線や日帰り可能な地区に住む方ならJRの高山本線東海道本線北陸本線越美北線を乗り継いで日帰り旅行が楽しめる。JR線226.7㎞は高山本線全線(225.8㎞)とほぼ同距離だし、これに長良川鉄道72.1㎞を足せば鉄道298.8㎞、上在所を寄らない路線バス計21.5㎞、徒歩8.1㎞で計328.4㎞の旅になる。未成区間を含む越美線では総延長154.2㎞になる。

 これは当初の敷設計画であり、現在は中部縦貫自動車道の建設が進む、かつてのJRバス大野線のルートなら美濃白鳥~九頭竜湖間は国道158号経由で29.4㎞、越美線の全長は148㎞となり、少し短くなる。

DMV運行案

 中部縦貫自動車道が全通すれば越美北線越前大野九頭竜湖間は廃止が危惧されているが、地図で示したように、この未成区間を含む越前大野九頭竜湖~美濃白鳥~北濃DMVで運行すれば、岐阜県福井県の交流ももっと活発になるのではないか。本当は現在徒歩区間になっている家族旅行村~下在所間まで導入できるとよいのだが、現在の道路状況では困難に感じられる。ただ、このまま座して廃止を待つよりは少しでも存続への道が模索できればと思う。

青春18きっぷは2019年以降利用できていない。2024年現在は12050円

 令和6年(2024)3月16日(土)の北陸新幹線敦賀延伸に伴い、敦賀~金沢間が第三セクターに移管されて、福井県内はハピラインふくいになるが、通過特例として敦賀越前花堂間は「青春18」で利用できると発表されている。そうすればこのツアーは5080円の運賃で実践可能となる。もちろん、第三セクター移管後にダイヤがうまく接続されるかどうかの問題点もあるが、まだ家族旅行村~下在所間約8.1㎞を走破できる体力があるなら、7月下旬に再チャレンジしてみてもよいと思っている(2024年1月24日追記)

 

越美線未成線の旅⑥(九頭竜湖駅→家族旅行村→下在所/15.6㎞)

路線バスをはさんで県境を徒歩で移動

 大野市営バスは100円也。家族旅行村まで約15分だが、乗車は僕独りのみで空気輸送阻止だった。途中には天狗岩パークや福井和泉スキー場もあるのだが、バスで利用する人はほとんどいない。運転士も旅人の乗車に驚いたことであろう。なんでも昔は28人乗りの大型バスだったとか。ここから石徹白の下在所まで歩くツアー客というのは明らかで、すでにこういう旅行者を数名運んでいたようだ。

終点の家族旅行村と予め用意しておいた熊除け鈴

 バス終点の家族旅行村15時35分到着。一応ここから白鳥交通デマンドバス石徹白線の下在所までの県道127号白山中居神社朝日線はクルマで下調べ済。しかし、この区間は国道で土砂崩れも多く、石が道に転がっていることもしばしで、運転してもらったI氏は「もう走りたくない」とこぼしていたほど。

 白鳥交通デマンドバス石徹白線下在所の白鳥庁舎行は18時36分発だから3時間で約8.1㎞を歩く計算となる。だいたい1時間で4㎞の行程とみればなんとか走破できるであろう。あとは家族旅行村の標高が534mに対し下在所が661mなので、100m以上の上り勾配となる。独り歩きのため熊除け鈴も装備した。

通行規制の看板と石徹白川

 さぁここからが最後の難関である。あまりのんびりしてられないので営業がすでに終わっている家族旅行村のキャンプ場の少しだけみて出発する。途中には通行注意の看板があり、連続雨量が120mmで通行止めになるという。こういった酷道の背景から福井県に所属した石徹白村が、昭和33年(1958)に白鳥町へ越県合併した経緯がある。もし、この区間に越美線が開通していれば石徹白は福井県のままでいたのかもしれない。

三面の地名とアンテナが立たないスマホ

 県道127号は石徹白川を遡りながらすでに旧石徹白村に入っている。現在は大野市になっているが、三面(さつら)、小谷堂(こたんどう)地区は元は石徹白村だった。石徹白村の大半が岐阜県の白鳥町に編入された際、両地区は和泉村編入されている。だが、昭和41年(1966)九頭竜ダムの建設の際、水没しないものの集団離村により集落は消滅した。道はアップダウンを繰り返しながらも徐々に登っており、石徹白川に合流する小さな渓流を見ながら進む。三面地区ではすでにドコモのアンテナが反応しなくなっていた。小屋の谷橋を渡った先に「田舎暮らしの土地」分譲地があった。旗は郡上市になっているが、土地はまだ福井県大野市である。いったいこの土地は買ってどのように活用するのだろうか? 

石徹白ダム

 立派な石徹白ダムを過ぎ小谷堂地区に入った。ここには事前調査で「小谷堂守護本尊堂跡」の碑があることがわかっていたが、見つからず通り過ぎてしまった。少し探してみたがバス時刻も気になるのであまり寄り道もできず諦めた。この1年後の令和4年(2022)9月、当地出身の方と郡上市在住の絵馬師・岩田義一さんが手作り地蔵堂を建立して中日新聞の記事になった。

落石注意と路肩注意の看板
湧水で洗い越し状態の道と小谷堂測水所

 途中で「落石注意」の看板があり、地蔵様や石徹白川に注ぐ滝を見ながら進む。通行するクルマもほとんどない。川沿いの路肩にもガードレールがないので、夜道などは大変危険。「路肩注意」の看板もあった。山から湧水が流れ、洗い越しの状態になっている箇所もみられる。俵谷川の堰堤を過ぎ、轢かれた蛇を発見。車の通行がこれほど少ないのに轢かれるのは何という不運なことか。小谷堂測水所を過ぎ、もうかれこれ1時間以上歩くも、なかなか県境へ着かない。

県境を示す漁業管轄の看板と滝

 心配ながら歩き進むとようやく県境にさしかかった。「これより下流奥越漁業協同組合」の看板があって石徹白漁業組合との漁業権で県境が分かるのだ。ちょうどこの県境に大きな滝も落ちている。

県道唯一のトンネルと入口に祀られる地蔵様

 

 岐阜県に入ったことでゴールが見えてきた。このあと鬼神橋とこみぞ橋を渡り、石徹白川に注ぐ滝を見ながら進む。以前にも通った唯一の短いトンネルがあり、入口には地蔵様も祀られている。

釣り人ばかりか生きたマムシにも遭遇

 ここでようやく釣り人にも遭遇した。15cm以下の魚を採捕する罰せられるという看板もある。名もなき滝を見ながら進んでいると最後のハプニングがあった。先ほどのように轢かれた蛇が道の真ん中にいると思いきや生きた蛇であった。しかも模様からみて明らかに毒をもつマムシである。あまり近づくと危険なので遠巻きに写真をとって刺激しないよう通過した。

石徹白集落と『民宿おさむ』。バスに乗り遅れたらお世話になったかも?

 最後に石徹白橋を渡り、ようやく集落が見えてきた。小屋谷川の白子橋を渡り、鱒の養殖場をみて扇川に架かる前川橋を渡り、ロックフィールドいとしろのキャンプ場を経て『民宿おさむ』を過ぎ、上前川橋を渡ってようやく下在所のバス停にたどり着いた。17時45分だから2時間10分ほどで、ここまでにすれ違ったクルマは岐阜方面からすれ違った9台、福井方面から抜かれた2台の計11台に過ぎなかった。クルマで対向車が来たら、場所によってはすれ違いもかなり大変なことであっただろう。
 バスには余裕で間に合ったが、遠距離を歩くのは久々過ぎてもう脚が痛くて停留所の待合室で座って休んでいたら、地元の老婆が声をかけてくれた。福井から歩いてきた旨を伝えると当然の如く驚いていた。停留所の前には石徹白洋品店があって除草用のヤギも飼われている。すでに秋の深まりをみせていたので陽も落ちて暗くなったが、当初の計画の18時36分の白鳥庁舎行を待つより、先に来る18時19分の上在所行きバスに乗って折り返すことにした(つづく)

越美線未成線の旅⑤(越前花堂→九頭竜湖/52.5㎞)

越美北線の乗り換え口と越前花堂駅

 12時54分の九頭竜湖行には僕含め3名の乗車があった。車内は16名だが、キハ120形はボックスが4席しかなく、ボックスには座れなかった。六条・足羽と駅周辺にはほとんど集落がない平野部を走り、旧東郷村の中心駅である越前東郷で4名折りてようやくボックスシートが確保できた。ほっとひと息ついたので持参のアルコールに手をつける。

第一足羽川橋りょうを渡り越美線の旅に乾杯

 越前東郷を過ぎると足羽川が左手に近づく。次の一乗谷でも5名が下車。やはり一乗谷朝倉遺跡へ向かうのだろう。県道からアクセスするにも細い道しかなく、ロータリーがないので大型車は進入できず、駅前が民家と農地で、まともな駐車もできない。一応周辺案内マップもあるが、パンフなどは置いてない。もう少し整備してレンタサイクルなどを置けば観光利用にも役立つはずなのにとても残念である。

越前大野駅にある安全の鐘

 一乗谷を過ぎると美山までに蛇行する足羽川を7回も渡る。途中徐行区間も多く、列車の速度も落ちる。美山から先は支流の羽生川が計石まで並行する。大野市の入口、北大野で2名降りた。もう市街地に入っている。線内最大の駅が越前大野で、当駅では何度か途中下車したこともある。ここで4名降り2名が乗車。2分間停車するので少しだけ撮影ができた。

九頭竜川の富田堰堤と勝原駅

 越前大野からしばらく盆地を走るが、次第に山が近づき、柿ヶ島の手前で九頭竜川を渡る。柿ヶ島でも2名降りた。このあとは九頭竜川の渓谷が楽しめるが、そのぶん速度制限徐行が多い。乗り鉄にはありがたいサービスでもあるが。越美北線昭和35年(1960)12月に開業したときは終着は勝原だった。昔は職員がいた形跡のあるコンクリート造りの駅舎が残る。鉄ちゃんが2名いた。春先のハナモモが有名で、クルマで来る人が多く渋滞が問題になっている。この季節だけでも臨時列車の増発を望みたい。

越前下山駅と終着の九頭竜湖駅

 勝原から先の終着・九頭竜湖までは昭和47年(1972)12月に開業した区間で、途中駅の越前下山をはさんで、荒島トンネル(5251m)と下山トンネル(1915m)の長いトンネルで真っ直ぐに建設されている。この頃には建設技術が進んでいたのもあるが、こういった日本鉄道建設公団の新線が近年消えてゆくのは残念でならない。

九頭竜湖駅でもらえた到着証明書

 終着の九頭竜湖に14時22分着。やっと大野市観光協会が発行する到着証明書がもらえる。簡易委託駅だが、すでに無人化計画もあり、列車の来ない時間帯は窓口もやっておらず記念スタンプもなければ記念入場券もない。かつてはJR西日本の新印があったのだが、心無いコレクターがケチをつけたため、これまで設置されていた簡易委託駅から撤去されたという話を聞いたことがある。にしても記念入場券とか何か販売すればいいのに、併設する『道の駅九頭竜』のほうに力を入れており、1日下り4本、上り5本しかないのだから、もはやどうしようもない状況である。

まいたけ弁当と発車を待つ列車

 家族旅行村へ行く大野市営バスの時刻まで1時間ほどの待ちなので、道の駅にあるそばを食べようと思っていたのだが、営業時間は11~14時。1本前が10時42分着の10時56分着なのだから、これでは列車を利用してアクセスしても折り返しで食べることはできず、店のほうも期待していないのであろう。弁当だけは販売していたので、まいたけ弁当480円を買い求めた。これはリーズナブルで地元の舞茸を使用しており、ヘルシーで舞茸の炊き込みご飯に里芋と漬物が入ったシンプルなものだがおいしい。この先の歩きでは負荷になるので先に食べた。駅弁として扱ってもいいはずだが、なんかもったいない。

下穴馬郵便局風景印と解体された旧和泉村役場

 10分で折り返す福井行きを見送ってもまだ時間がある。駅周辺には和泉郷土資料館や青葉の笛資料館などの施設もあるのだが、すでに訪問済なので見送り、下穴馬郵便局の風景印を求めた。郵便局自体も不思議な設計で周囲が城のように堀でめぐらされている。局内には大野市内の郵便局風景印が展示されていたが、基本風景印は一部を除いて岐阜県内に限定してるので集めることはなさそう。向かいには旧和泉村役場(大野市役所和泉支所)があったが、すでに閉鎖されており入口階段にカラーコーンが立っている。この2カ月後に建物は解体されて更地になった。

駅前のバス乗り場から臨時で交流センターへ移動していた

 大野市営バスの前坂線は1日7本(夏期)あるが、このうち4本は要予約で、しかも1本前は九頭竜湖駅で接続せず、2分前に出てしまう。予約制だと何かと煩わしいし、列車遅延などで乗れなくなるリスクもあるから、予約不要の15時20分発を駅前で待っていたのだが、バスがなぜか来ない。なんと乗り場が臨時で変更になっており、駅裏の和泉地域交流センターになっていたので、慌てて交流センターまで行ったらすでにマイクロバスが停車しており発車ギリギリ。もし乗り遅れたらここまで来て帰れなくなるところだった(つづく)