いかん、時間が逆転してしまうと思うように仕事は進みません。
フミノ祭の主役だったフミノイマージンが放牧に出されたそうです。
安田記念でリベンジして欲しかった気がしますし、
宝塚記念のファン投票で選ばれてほしいと考えていましたが、
やはりヴィクトリアマイルで目一杯仕上げてきただけに、
これ以上は反動が出てしまうとの陣営の判断でしょうか?
今週の本田師の管理馬に太宰騎手も騎乗しているので、
鞍上が元に戻る可能性がなきにしもあらずです。
秋はエリザベス女王杯を目標に掲げていますが、
やはりベストは1800〜2000mなので、いっそ秋の天皇賞を目標にしてほしいと思いますが。
さて、話は変わりますが、今夜、遠方の知り合いから久々に電話がありました。
同じ自営業者ですが、7月で店をたたむとのことです。
創業して10年ですから、僕とほぼ同じなのですが、僕よりもひと回り以上年配です。
業種は全然違うものの、やはり10年前とは情勢が変わってしまい、
売上が落ちてしまったことを掲げています。
考えてみれば僕と同年代の方も会社員の管理職になっている人は少なく、
契約もしくはパート・アルバイトなんて人もザラで、
この雇用形態の現実にも驚かされます。
反面、経営者側からすれば定着しない社員に手厚い補償はいらないという、
云わば切り捨て方式で考えているのでしょう。
そうなのです。当社も現在は常駐スタッフはいません。
ちょうど昨年7月の強制退去に伴う移転で、
駅から相当離れた場所になってしまい、近場ならともかく、
スタッフが毎週通って来れるような場所ではないということが挙げられます。
また同時に雇用すれば、月の人件費を保障せねばならず、
もし従来通り人件費を押さえ、未経験者を雇えば余計大変になることは明らかで、
もうそうやって人を育てる余裕がないのもたしかです。
では逆に経験者を雇えばよいのかと云うと、これがまたリスクが高いです。
経験者と云ってもスキルがピンきりで、以前ハローワークに求人出したときは、
自分より年配でPCもロクに扱えない老人がエントリーしてきましたから。
人は独りでやれば負担が多くなりますが、人を雇えば仕事も広げられる反面、
保障が大変になるのです。お店を持つ人はこの人的保障が大変なのでしょう。
人に店番させていれば、左団扇で金が入ってくるという理想には程遠いわけで。
ということで、人は雇いたい→立地場所が悪い→雇えばしんどい
という負のスパイラルに陥っており、
逆に独りで細々やっているぶんには、延命が図れてしまうということです。
この手の算術は得意だからで、赤字だけは出していません。
むしろ人を雇えば赤字になるでしょう。
ただ、常駐がいないと荷物の受取などでは不便を生じていますが。
いずれにせよ、現住所は交通の便が悪いので、永住できる場所とは思っておらず、
更新は一回のみと考えています。するとあと3年後には新天地含む進路を決めなくてはならず、
その頃にはまた社会情勢もめまぐるしく変わっていることでしょう。
先行きが見えないまま、日々を過ごしていかねばならないわけで、
新事業を立ち上げるにも、見通しがないと決断できません。
還暦を迎えて新たな決断をした知人の今後を見守っていきたいと思います。
もちろんひとつの締めくくりとして閉店記念パーティーも催したいですが。