午前中は10時から出かけ、雨が降る前に無事戻ってきたからよいものの、
とんでもない春一番の大嵐となり、全国各地で列車に大幅の乱れが生じています。
以前、せっかくの「のぞみ」で九州へ向かったときも、
その肝心の「のぞみ」に遅れが生じて計画を変更せざるを得ませんでした。
今回も「青春18」で西へ出かけていれば、
どこかで足止めを喰らう事態に遭遇したかもしれません。
「青春18」では遅延に対する補償はないため、
こういう日に出かけて2300円乗れなくても払い戻しはできません。
西への移動も大変なので新幹線も視野に入れていたのですが、
これも遅延してしまえば計画がパーになります。
何しろ『時刻表』片手に分刻みで取材していますが、定時運転が基本なのです。
このままだと明日の出発も検討せざるを得ず、
残り５日消化が厳しいと判断したときは払い戻しをするしかありません。
それにしてもこの台風並みの強風恨めしいですね。
２年前の2010年３月10日にはやはり春の強風によって
鎌倉の鶴岡八幡宮参道にあった「公暁の隠れいちょう」が倒壊しています。
あの鎌倉幕府３代将軍・源実朝暗殺に際して頼家の遺児・公暁が隠れていたという
伝説のある大銀杏で鶴岡八幡宮のシンボルでもありました。
鎌倉取材は古いデジコンのサイズの小さいものしかありませんでしたので、
一眼レフのニコンＤ90でのリベンジをいつかしようと思いつつも、
結局は行けないままに倒壊し、撮影できなくなってしまったのです。
今回の強風でも貴重な歴史遺産が倒壊しなければいいのですが。
やはり古い大木は倒壊の危険性もあるわけですから、
支柱などの保護が必要となってくるのではないでしょうか？
そういえば頼朝落馬が起きた旧相模川橋脚も2001年までは現物が撮影できたのですが、
腐食が激しいため、現在はレプリカになってしまい、
こういった歴史遺産すらいつまでも不動のものではないのです。
だからこそ撮るときに撮っておかねばならず、
「青春18」で出かけたくて仕方ないのですが……。
本日は馬の写真展のお誘いもあったのですが、追加取材にそれも行けぬまま、
結局はその写真展の計画自体も延期になりました。
