十和田観光電鉄と十和田湖の紅葉(10月23日)

shugoro2011-10-26

先に本日の日常から。久々に15時より五反田の版元で打ち合わせがあったため、
5月以来5カ月ぶりの五反田へ。
五反田駅では開業100周年の記念スタンプが設置されており押印。
定番の行きつけである喜多方ラーメンも食しました。
帰りに新宿に寄ってヨドバシカメラで腕時計を修理。
2週間ほど前に時計のベルトが壊れてから、ずっと腕時計なしの生活を強いられていました。
やはり常に時間との勝負で動いているため、早めに修理せねばと思いつつも、
なかなか新宿に出る機会がなかったのです。
帰りは中野駅から歩くのもかったるいので、西口から関東バスで帰りました。
しかし、打ち合わせの最中に取材先から留守電が入り、行き違いになってしまいました。
2週間以上連絡が来ず、この日も午前中にすぐに電話するといいながら、
14時近くまでいても電話が来なかったため、本当に困ったものです。


前置きが長くなってしまいましたが、本題は東北取材2日目のルポです。
ようやく2日分の写真整理が終わって残すところ250枚となりました。では行程から。


青森546→(つがる2号)→552新青森610→(はやぶさ4号)→634八戸656→
711三沢727→755十和田市805→832三沢907→1010青森


朝5時30分前にチェックアウトして単独行動で乗りに行ったのが、
2012年3月限りで廃止されてしまう冒頭写真十和田観光電鉄です。
10月12日に廃止が決定したため、急遽、乗っておかねばと思い、
新幹線と青い森鉄道を利用して往復するという強行軍です。
出費は5000円ほどかかってしまいましたが、
この機会を逃せばもう乗りに行くこともないので仕方なきことです。

朝はまだ暗かったのですが土砂降り。
青森〜新青森間は特急券なしで自由席が利用できる特急つがる2号に乗り、
新青森から「はやぶさ」で八戸下車。雨は一時的に止んでいました。
ここから青い森鉄道の休日フリーパス1800円を利用して三沢へ向かいます。
十和田観光電鉄は土休日は運転本数が減便されているばかりか、
青い森鉄道との接続も悪く不便です。
新幹線延伸開業で八戸〜青森がJRから分離されてしまった現在、
余計に乗りづらくなってしまったローカル私鉄ですが、
景色は単調ながらも、起点の三沢駅(写真左)はレトロ感あふれるすばらしい駅で、
しかも駅内食堂の立ち食い蕎麦まで健在でした。
まだあまり駆け込みの葬式鉄ファンは僕以外には1人しかおらず、
普段のローカル線風景を観察できました。
休日にもかかわらず、十和田市行の列車は学生がたくさん乗っていました。
部活動の学生だったのでしょう。しかし、これだけ学生利用があるのに、
安易に廃止へ向かってしまうのは残念でなりません。
終着の十和田市10分折り返しで往復し、青森駅に戻ってからは、
めぞう氏と合流し、レンタカーで宿泊先の十和田湖へと向かいます。
しかし、山へ入ると雨足が次第に強くなり、
途中に寄った八甲田ロープウェイ(写真中央)も霧で視界はほとんどなく、
山頂遊園駅の展望食堂でリンゴワインを飲んでおしまい。
山頂は雨風も強くてすぐに折り返してしまう客が多数いました。
もうここまで雨だと、温泉しか楽しみがないため、
続いて酸ヶ湯温泉の千人風呂につかり、さらに次の温泉をめざします。
ところが蔦温泉あたりで、ようやく雨も止んで太陽が顔をのぞかせため、
温泉は止めて紅葉撮影に変更。蔦温泉は最初に泊まる予定の宿でしたが、
電話口で季節柄カメムシが発生すると正直に云われてめぞう氏が敬遠。
しかし、宿自体はジブリ映画に登場しそうな古めかしい建築物で、
泊まってみたくなる雰囲気の宿でした。蔦温泉と蔦川渓谷の紅葉を撮影後、
奥入瀬渓谷の阿修羅の瀬(写真右)や雲井の滝などを撮影して十和田湖へ向かいます。
十和田湖で有名な乙女の像は僕独りで撮影に行きましたが、
さすがに夕暮れの十和田湖畔は風も強くて寒かったです。
この日の宿は秋田県に入った「とわだこ遊月」。1泊2食で8400円也。
しかし、この宿でもカメムシが発生します」と部屋に貼り紙がしてあり、
結局、この季節はどの宿でもカメムシは避けられないということでした。
虫嫌いの方は紅葉の季節に青森・秋田の山間部へは行けないでしょうね。

グルメは朝食で新青森駅弁の津軽極弁当1100円を「はやぶさ」で食べたほか、
十和田観光電鉄三沢駅スペシャルそば390円(写真左)も食しました。
三沢駅の立ち食いそば屋は朝の連ドラに出てきそうな家庭的な店で、
結構な賑わいをみせていました。天ぷら・玉子・山菜の入ったスペシャルは、
全国屈指の(゚Д゚)ウマーな駅そばなのですが、
これも廃止後は閉店してしまうのでしょうか?
昼食は酸ヶ湯温泉「鬼面庵」山菜そば750円(写真中央)でしたが、
麺がそうめんのように切れやすい独特な津軽そばです。
そして締めくくりは「とわだこ遊月」の夕食(写真右)
釜飯に牛ステーキ、刺身、山菜などバランスのよい食事でしたが、
さすがにきりたんぽ鍋まで完食するのは、shugoroさんでも辛かったです。
結局、この日は腹一杯でアルコールなどとても飲めず、
ロビーでタイムリーに『江』を観たあとは速攻で眠りにつきました(つづく)


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