先週は放送休止のため、2週間ぶりとなりましたが、
果たして視聴率はどうなんでしょうか?
震災時にこんな生々しいシーンではちょっと心配ですが、
翌19時の時点でも発表がないので、とりあえずUPします。
オープニングの野球ボードはセリーグ開幕延期のPRなのか?
しかし、このホームコメディドラマ、まったく緊迫感がないんですよ。
勝家が戦場出かけているのに、呑気にまんじゅう貪る江。
経費削減か戦いの部分が割愛されており、
賤ヶ岳の戦いでも大岩山の砦が落とされたことが、
なぜかすぐに三河の家康のもとにも伝わっており、
家康が秀吉の勝利を確信して、祝いに初花の茶入れを贈っています。
しかし、勝家が敗走して城に戻ってきても、
静まり返りすぎているのが不気味すぎます。
「小谷の繰り返し」と語るところ、またも江が盗み聞き。
勝家は江の編んだお守り袋をお市に返そうとしますが、お市は受け取りません。
江が乳母を振り切って勝家のところへ向かう途中で、
秀吉の使いでなんとも老けた石田三成(荻原聖人)登場。
しかも「お市様によろしゅう」とまぁ、空気の読めない伝言。
で、お市を側室にできると喜ぶ秀吉はひっくり返っています。
勝家のほうも討死を前に酒を飲んでの痴乱騒ぎ。
嗚呼、これを歴史ドラマで観ている人はもう観ないほうがいいです。
で、お市と3人の娘は城を脱出するはずが、
ここに来てお市は勝家と運命を共にすると云い出し、
3人の娘にそれぞれ香と形見を渡し、別れを告げます。
で、三成が迎えに来て、お市は「下がりおれ」と云うと、
平伏してしまう三成。娘を連れてゆく場面も全然悲壮感がありません。
で、江がいったん兵士を振り切ってお市のもとへ
「私が死んだら母に会えますか?」「その日を楽しみにします」
と意味不明な発言。城を出て駕籠に入った3人の娘でしたが、
城が炎上していることを知ると、駕籠から降りて「母上」と泣き出します。
それにしても、この「わかれ」という場面、
娘たちが父母との別れをあっさりと受け入れてしまうところ、
現代的すぎて気持ち悪いんです。
本来なら3人の娘も「一緒に死ぬ」と云いながら、
引き離されたほうが感動ものだったんですが。
せめて宮沢茶々ぐらい、この演技をさせてほしかったです。
これがシリアスドラマでなく、コメディドラマと思えばそれまでですが。
史跡紀行では福井市の足羽山と勝家&お市夫妻の墓がある西光寺が紹介されました。
実は北ノ庄城跡同様ここも未訪なのです。
ここは上田特派員が取材してくれましたので、
今回は西光寺の勝家&お市の墓と木像をUPします。
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