国立国会図書館にもなく

ここんところ運輸関係の資料調査で、
国立国会図書館国土交通省にも頻繁に調べ物に行ってきたが、
さすがの国会図書館とはいえ、結構資料の欠落はあるもんだなと痛感させられた。
ここまで来ると、本の企画でなく、なんか大学の論文を書いている気分。
もっとも当時は写経ぐらいしか文才がなかったが。
僕が調べていたのは某統計の年度版であったが、
どうしてもある年度の資料だけは国会図書館でも見当たらず、
非売品の某資料も最新のものが開架にあるはずなのに見つからない。
ひとつの資料は鉄道マニアというかトラフィックライターのM氏から入手できたが、
もうひとつは非売品なので絶対に入手できない。
先日、この資料を発行している会社にダメもとで閲覧の申請をしたら、
あっさりOKしてくれた。コピーはとれないがデジカメ複写ならOKということで、
本日は朝9時30分に新橋へ。14時から事務所で打合わせがあるので、
そこまでになんとか戻りたいと思っていたが、
複写のほうはあっさりと終わった。とはいえ助手を同行させなかったので、
片手でページを押さえての片手撮りは疲れた。
貴重な資料複写の挙句、最新資料がもらえたのは超ラッキー。
昔、高木先生が佐倉の国立歴史民俗資料館に複写に行ったとき、
助手としてバイトを派遣したことがあったが、
先生の気持ちがなんとなくわかった。
他の人間には価値のない資料でも、研究者には垂涎の資料はあるもの。
複写した資料はテキストにもおこしたいが、さすがにその余力はない。
とにかく今のプレゼンを済ませないと、取材にも出かけられないのだ。


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