タダより怖いものはない!

マクドナルドのコーヒー無料が8月28日〜9月3日の18〜19時に再び行われるという。
ただし、無料といっても全然食指がわかないのもたしか。
マックなんてよく店頭で試飲を勧められることもあったし、とにかく美味くないのも事実。
せいぜい待ち合わせか打ち合わせのときに注文する程度だ。
無料といっても大のおとながコーヒータダのみだけで来店することも少ないし、
やはりそこは客の心理を使った戦略でもあるのだろう。
それにしたってマクドナルドは疎遠になっているが。
タダより怖いものはない!
昔は旅行雑誌が飛ぶように売れていた頃は、
広告タイアップの恩恵に預かることもあったが、これは書くほうにもプレッシャーがかかった。
普通に泊まれば1泊数万のところを無料で泊まって食事までよばれてしまうのだから。
ある編プロなんかは制作コスト浮かすため、こういう交渉事までやってくれたところもあった。
そのぶん当時はポジフィルムなどの間材費が馬鹿にならなかったが。
昔ほどこんな恩恵に預かることもないが、いまでも旅のなんたら会というのは、
こういう醜い利権争いをし、自分のタダ喰い・タダ飲みは棚において、
他人のタダ喰い・タダ飲みになると大きく非難する。
僕は別に先方のご厚意ということもあるので、これ自体が悪いこととはいわない。
しかし、許せないのはタダ喰い・タダ飲みしながら、
空領収を切って取材費に請求してくる老害野郎だ。
旅のなんたら会というのは、どうもこの本質がわかっていないような気がする。
いずれにせよ、昨日も書いたが無償というのはいつかは破綻をきたすということだ。
そういう悪しき甘えは当然よくないし、こんなボランティアを続ければ博愛馬鹿になる。
別に金、金いうわけではないが、金がなければ生活できんでしょうが。
僕の場合は薄謝で申し訳ないということが分かっていながら、極力相手に受け取ってもらうことにしている。
前にも書いたが無償というのは結局、労働力の有難味が薄れ、粗末に扱われることになるからだ。


それでも、時々すごいチャンスがめぐってくることもある。
いきなり県や国のモニターで北海道や佐渡島へ行ってくれという話。
むろん、向こうの宿泊や食事は向こうもち。
しかし、土日ならともかく平日においそれと出かけられるものではない。
仕事がなくて暇ならすぐに飛びつくのだが……。
本来ならスタッフが行けばよいのだが、結局は大魚を逃してしまうことに。
しかし、先日取引先から電話があり、中国の内蒙古への取材で欠員が生じたとか。
なぜに僕に声がかかったか不思議であったが、自腹では絶対に行けるはずもないので、
二つ返事でOKしてしまった。日程は9月12〜16日。土日をはさむのがせめてもの救い。
でも、やはり国内での仕事が大変なんだろうな〜。ブログもさすがに更新できないし。
ということで久々に来月、海外へ行ってきます。


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