五反田城探検

本日、8月末で新社屋に移転になった五反田のG社へ打ち合わせに行きました。
山手線の車窓からも見える、あのポーラビルを上回る24階建の摩天楼です。
五反田城とでも申しましょうか。新社屋での打ち合わせは初めてでしたが、
地図みて歩いていくと、おおっと見上げてしまう貧民相。
本社移転もあったのでしょうが、景気のいいところはいいということで。
新社屋になってからは入館証提示は必須となり、1階も各階の入口も入館証をあてなくはならず、
セキュリティは万全。以前の貸しビル時代に比べると随分敷居が高くなってしまいました。
写真手配などの行き来がなくなったのはありがたいのですが、
夜間の使用は制限があるようで、このあたりは少々不便です。
とくに出版界だと相手がいることなので、夜間の出張校正なんて珍しくありませんから。
それにしても全面ガラス張りで、エレベータも透け透け。
高所恐怖症の方は大丈夫なのでしょうか?
打ち合わせのあと、最上階と社員食堂も探検してみました。
食堂はすでに営業時間外でラウンジのみ営業。精算はプリペイドカード方式です。
最上階はベランダがありましたが、ここは入れませんでした。夜景はきれいでしょうね。
しかし、トイレまでガラス張りとは……。高いので見ている人はいないけど、
スパイダーマンやスーパーマンなどがいたら、落ち着いて用を足せません。


かつてバブル期に各出版社はこぞって自社ビルを建てたものですが、
結局、バブルがはじけて自社ビルを捨て、ボロビルに移った版元を数多く知っています。
しかし、編集なんていう作業は、書類は山積み、本は無造作なんてザラ。
書類の山に埋もれながら煙草プカプカ。灰皿は吸殻だらけ。
女の子は疲労で人目もはばからず、ソファーで寝ていたり……。
こういうのが出版の世界なんですよね。J社もその頃が一番景気よかったし。
だから新しいビルに移ってしまうと、若い人には嬉しきことですが、
長年の出版人はどうも抵抗があるようで。
まぁ、それでも印刷所に夜中出張校正とか、カプセル泊まり、
タクシー帰りがなくなるのは、ありがたいことではありますが。


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