自分の身は自分で

本日、会社設立時にお世話になった社会保険労務士の先生が訪ねてきました。
会社設立からすでに7年目を迎えますが、とりあえず小規模企業共済と、
取締役となる親父の中小企業退職金共済だけは払い続けています。
小規模企業共済の掛け金は月1万。定期預金をしているのと同じようなものですが、
フリーという自営業の身ですから、吹けば飛ぶような存在。
自分の身は自分で守らなければならず、あてにならない年金よりも重要です。
会社の経営者は退職金などの積み立てができませんから、
いざというときのためにこの共済が役に立つわけです。
もうひとつの共済は都民共済。これは2000円程度の掛け捨てになりますが、
いざ、入院などとなってしまったときは、保険があっても怖いものです。
事実年収2000万あったフリーの人でも、いったん入院して破産してしまったケースもあるわけです。
そういう意味では代表となるより、社員となったほうが楽なわけで、
給料から引かれるとはいえ、社会保険や年金、その他税金の心配はしなくてすみます。
これは僕が社会人を辞めてから痛感したのですが、
すぐに前年の収入に応じて高額な保険料や税金の請求が来るわけで、
あまりにも凄まじい請求額にノイローゼになってしまったこともあります。
しかも本来なら失業保険としての給付がもらえたのですが、
その当時は怪しげな名ばかりの共同経営に引っかかってしまい、
失業保険には縁がありませんでした。しかもこの編プロでは雇用保険を支払っていなかったため、
いきなり仕事がなくなったと解雇されたときは定期預金を崩すしかなかったわけで……。
他に何度か専属スタッフとなりながら、この保障がなかったために苦労しました。
もちろん経営者になってからの苦労もあるわけですが、
やはり社員として雇用しても定着しないのが難点で、
共済や保険の手続きなども無駄な労力に終わってしまうケースが圧倒的に多いのです。
今回は日本生命から会社試算運用の相談を受けました。
出費はきついけど、まあ、若くない齢ですし、そろそろ考えていかなくては。
いざ取材先で死んでも保険金は出るわけで……ってそんな心配してどうする!
大体、その保険金、誰が受け取るのやら……。


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