昨日のことですが、05年中山大障害・ＪＧＩを制し、
小島貞厩舎に初のＧＩ制覇をもたらしたテイエムドラゴン（牡５）が、
登録を抹消されました。圧倒的１番人気で望んだ先日の中山大障害・ＪＧＩで
４着に敗れましたが、レース中に故障していたようです。
入線後、馬運車で運ばれていたので安否が気遣われましたが、
命はとりとめたものの、競走生命は絶たれてしまったようです。
今後は京都市・京北育成牧場にて乗馬となる予定だそうです。
ＪＲＡ通算17戦５勝。重賞は05年京都ＨＪ・ＪＧII、中山大障害・ＪＧＩ、
06年阪神ＳＪ・ＪＧII、07年京都ＨＪ・ＪＧIIと４つも制覇し、
小島貞厩舎に多大な貢献をしてきた馬だけに残念でなりません。
平地では９戦未勝利でしたが、３歳で障害に転向すると、
未勝利、ＧIIと勝ち上がり、３戦目でＧＩまで制してしまったのは、
やはり、名ジャンパーとして名を馳せた小島貞師の手腕によるところでしょう。
障害では無類の強さを誇ったドラゴンでしたが、
同時にレース中のアクシデントが多い馬でした。
障害で敗れた３戦は鼻出血、骨折、そして今回の持病の再発と敗因がはっきりしており、
無事ならばずっと無敗街道を突き進む素質があったと思うと非常に残念です。
小島貞厩舎応援サイトにもいろいろとコメントがあるように、
貞やんファンは残念な気持ちでいっぱいです。
せめてどうか無事に余生が送れますように。
（写真／ＪＲＡ）
