地下鉄終電の冒険

タイトルから地下鉄のザジを連想したかもしれませんが、関係ありません。
名古屋では昔『地下鉄のドジ』という人形劇をやっていました。
これ知ってる人はかなり年代近いと思います。
終電の様子を種村直樹調のルポで書き綴ってみました。次回には続きません。
巷では三連休だが、相変わらず仕事の日々。
三連休で部屋の整頓と経理など雑用を済ませてしまおうと考えていたが、
結局、一日目は仕事だけで終わってしまった。
夜、駒込で打合わせがあり、デザイナーさんに古いスキャナーをいただく。
ただ、5㎏はあろうかという代物で、打合わせ終わった23時30分過ぎでは、
中央線の混雑が予想された。しかもJR東中野駅から事務所の上落合まで、
重い荷物を運ぶのもかったるい。メトロ終電は際どかったが、
南北線駒込から飯田橋を経て、東西線で帰るルートを選択。
地下鉄の終電は意外に早く、昔終電に乗り遅れて会社泊まりになったこともあるが、
今回は最悪、東西線の終電がなくても、中央線の電車がまだある。
JRで駒込東中野は210円だが、東京メトロだと駒込〜落合は190円也。
運賃も20円安く、落合の駅なら事務所に近いので、
重い荷物を持って歩く距離も短縮できる。
しかし、正直、駅員のいない南北線駒込駅の改札は心配だった。
東西線の武蔵小杉行最終は23時58分。10分以上待たされる身となったが、
これなら飯田橋東西線に接続できそうな気がした。
南北線武蔵小杉行の最終はガラガラだった。いつも乗るわけではないので、
本日が連休の影響があるのか、いつもこうなのかは分からない。
飯田橋東西線の乗り換えに近い、6両編成の最後部車両のシートに座る。
飯田橋ではついいつものクセで走ってしまう。
終電の放送が流れているので駅員氏に「中野行はまだあるの?」と聞いたら、
話し中であったが、すぐに「あるよ」と対応してくれひと安心。
飯田橋から中野行最終0時16分に乗ることができた。
平日ならもう一本あとにも電車があるが、本日は土休日ダイヤだ。
以前にも西武線で土休日ダイヤを忘れて終電に乗り遅れ、
飲み屋で一晩過ごしたこともある。
やがてホームに電車がやってきて落合の1番出口に近い先頭車両に乗車。
東西線終電はそこそこの乗客があり、座れなかったが、
荷物を置くスペースは余裕で確保できた。
先頭車に改めて乗って運転席前面の窓から眼をやると、
信号の青いランプが見え、次々と通り過ぎてゆく。
やがて片面ホーム構造の神楽坂に着いた。ここでは乗降はほとんどない。
次の早稲田でようやく座ることができたが、学生君らしき若者が大量に乗り込んできた。
高田馬場で大量に下車すると思ったが、思ったほどの乗降はなく、
西武線に接続の案内があった。しかし、結局1分も待たずに発車する。
ということで無事落合に着いた。落合の高田馬場寄りの3・4番出口の改札は、
中野寄りの1・2番出口より早く閉鎖されてしまう。
僕も以前事務所が上落合2丁目にあったときは、この4番出口が最寄りだったが、
始発や終電などでは反対側の出口から乗降したので結構歩かされたものだ。
現在の事務所上落合2丁目は1・2番出口側なので少し便利になった。
出口が1番出口一箇所に限られているので降客の分散もなく、
いつもより降客が多いように見える。現在2番出口は工事中で閉鎖されているが、
12月に完成予定。完成すれば明治通りを横切る手間も省けてより便利になるであろう。
お疲れ様でした(完)

駆け出しの記者時代、こんな感じでメモ帳片手にずっと
周囲の観察を事欠かさなかったのである(でも商売にはならなかった)


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