スタンプ帖買い出し

午前中に新規事務所の光通信工事調査があり、それを済ませたあと、
いつもリュックに携帯している手持ちスタンプ帖がなくなっていたので、
神保町の書泉グランデで買い出しに行きました。
このスタンプ帖は交通新聞社(旧弘済出版社)が出しているものですが、
歴史は古く初版はDISCOVER→JAPANの昭和46年10月(写真左/提供:富田氏)
  
当時は値段200円で、設置駅も掲載されており、
これが爆発的に売れたようで、2刷目では広告も入っていたようです。
もっとも僕が初めて手にしたのは、昭和56年3月の改定初版からで、
写真中央のようなハンドタイプになりました。
ちょうどその頃、国鉄最大のスタンプキャンペーン「わたしの旅スタンプ」で、
スタンプ最盛期となり、ハンドタイプは1冊350円で92個も押せるおトク感がありました。
この頃は全国のキヨスクにも置いてあり、版を重ねていったものです。
よく夜行列車で数分停車する駅は皆で走ってスタンプを押しに行く光景もみられました。
わたしの旅以外にも旧スタンプの「ディスカバージャパン」「一枚のキップから」
いい日旅立ち」などのスタンプもよく残っており、
スタンプノートもちょうど2色あったので、
「わたしの旅」とそれ以外のスタンプを分けてドラえもんと競って集めたものです。
JRになってからはそれぞれの支社でスタンプをつくるようになり、
JR後もしばらくは売っていたのですが、91年に観音開きのスタンプノートになり、
設置駅も掲載されなくなって、スタンプへの興味も薄れていきました。
スタンプ帖もこのとき売上げが激減し、キヨスクからも消えてしまったようです。
しばらくはメモ帳に押す程度になりましたが、最近、資料という観点で、
再びスタンプ帖にスタンプを押すようになりました。
現在のスタンプ帖(写真右)は2004年9月現在で、最初のスタイルに戻っています。
改訂34版を重ね、鉄道路線図を載せただけのものですが、
定価550円と高騰し、しかも1冊で56個しか押せません。
そしていまや鉄道専門店や書泉グランデなど一部の書店しか置いてないのです。
今回も書泉グランデの割引券を利用し5冊まとめ買いしましたが大出費です。
それにしても今年の「青春18きっぷ」の旅だけで1冊まるまる使ってしまうとは。
駅だけでなく、博物館などの施設や観光案内所などさまざまなスタンプを押すので、
消費が早いのは仕方ないのですが、せめて昔のハンドタイプで、
1冊でたくさん押せるスタンプ帖が欲しいものです。
もともと白地なのだし、工夫次第ではボロイ商売だと思うのですが……。


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