青春18きっぷ1枚目(8月6日)

せっかくの日曜日に家で仕事ばかりやっているのも何だしということで、
5日の土曜日についに「青春18きっぷ」を購入してしまいました。
本日は遅くなりましたが、6日の出来事を書かせていただきます。
いきなりの思いつきだったので取材先の下調べなどで徹夜明けで、
来年のNHK大河ドラマ風林火山』の舞台山梨へ。
中央線で一本なので割と近場といえば近場なのですが、
甲府まででも片道2210円。十分に1日分のモトは取っています。
綿密なプランニングを立て、最初に向かったのは信玄生誕地の積翠寺。
びっくりしたのは甲府北口から乗った山梨交通バスは僕一人。
しかも終点まで誰一人乗ることなく。
終点での滞在時間は1時間30分しかなく、積翠寺撮影に時間をとられたため、
要害山登山は諦めました。まあ、近場ですしまた来ることもあるでしょう。
ついで武田神社躑躅ヶ崎館跡)へ行き、資料を買い込んで宝物館を見学。
甲府駅に戻って身延線に乗り換え、善光寺駅で下車して甲斐善光寺へ向かいます。
甲府駅で新発売の風林火山弁当1200円を購入したのですが、
正午過ぎになると陽射しが強くなり、さすがの僕もバテ気味で食欲なし。
このあと酒折駅まで歩いて竜王駅まで行き、信玄堤へ向かったのですが、
駅から結構遠く、炎天下と荷物の重みで疲労はピーク。
熱中症になりそうだったので、タオルで頭をガードしながら歩きました。
結局お目当ての遺跡も見つからず、次に下車した新府でも時間が短いので、
新府城撮影を断念しました。最後の目的地甲斐小泉に向かう途中で、
日野春で特急の追い抜きのため10分停車。
以前撮りそびれた駅前の「信玄公旗掛松碑」(写真左)を撮影できました。
鉄道公害訴訟の第一号となった碑で、この事件は中学のとき法律の本で知りました。
鉄道開通後に当駅が蒸気機関車の給水駅で賑わったのですが、
その煤煙で松が枯死してしまったことで裁判になり、
鉄道院が地主に賠償を払った最初の判例で知られます。
しかし、のち松の樹齢が17世紀半ばのものと判明し賠償も減額されたようです。
現在の駅は当時の賑やかさとは想像もできないほど静かな駅です。
小淵沢小海線に乗り換え、ひとつ目の駅・甲斐小泉で下車。
ここも昔きたときは有人駅だった記憶がありますが、
駅舎も建て替えられシンプルな無人駅になっていました。
  
最後の目的地は名水で知られる三分一湧水です。
水争いの絶えなかった3つの村に、信玄が湧水の分水桝に三角の石柱を立て、
水を3等分にして流したといわれています。さすがに湧水は冷たくて美味しく、
僕もペットボトルに汲んで持ち帰り、粉末のアクエリアスに利用しました。
帰りに石和温泉に立ち寄りたかったけど、さすがにもう余力がなく、
弁当を食べたのと、乗り換えを除いて帰路の車内は眠り放しでした。


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