真夏の郡上八幡訪問記(8月3・4日)

shugoro2013-08-05

10日になって仕事の合間にようやく3・4日分の
郡上八幡の写真420枚の写真整理が終わりました。
さらに8・9日と取材に出かけて430枚も撮ってしまい、
PCが容量がいっぱいで、まだハードディスクに移し切れない状態です。
3日は珍しく洞泉寺YHの宿が取れたので、
1泊2日で郡上八幡を訪問しました。今回の同行は母です。
というのもこの郡上八幡の初訪問となる原点は、
忘れもしない昭和54年(1979)8月30日。小学6年生のときでした。
とにかくウチの父親は出世欲もあって仕事と趣味一筋で、
家族サービスにはおよそ縁のない人でした。
なので小学校低学年のときは、地元家族で旅行するすみれ会
母の高校時代の友達グループの家族らと旅行に出かけたものです。
しかし、小学校の高学年になると、こういう家族グループの旅行もなくなってしまい、
77・78年は1泊2日で教員専用の宿があった越前海岸へ父に連れて行ってもらったのですが、
79年は休みがあっても父は寝てばかりで、
とうとうどこも連れて行ってもらえない事態になります。
夏休みの宿題も終えて、何もすることがなかった夏休み終わり近くの30日。
ついに母が父に切れて泣き出し、しぶしぶ車を出し
日帰りで連れて行ってもらったのが郡上八幡だったのです。
もうこの頃には夏のシーズンも終わりかけで、こちらの子どもたちはすでに新学期に入っていたようなので、
郡上八幡も観光シーズンを終えてひと段落して静けさを取り戻した頃でした。
まだ郡上八幡博覧館などはなかった時代ですから、
連れて行ってもらったのは、郡上八幡城とおもだか家民芸館でした。
まぁ、こういう父でしたから中学になると、脇谷英康の影響もあって
友達や独りで鉄道旅行に出かけてしまうようになるのですが……。
しかし、まさかここまで郡上八幡狂になって
移住まで計画するようになるとは想像もつかなかったでしょうね。


3日は鵜沼まで兄に送ってもらい、6時発の列車で美濃太田へ行き、
6時26分の始発に乗り、関駅で1日フリーきっぷ2000円を2枚購入し、まずは終着の北濃駅へ。
北濃駅併設食堂『花まんま』のマリコさんに先日取材した
『旅と鉄道』2013年9月号を届けるためです。
北濃18分折り返しで郡上八幡到着は9時30分。
まめバスで城下町プラザへ向かい、3年ぶりに購入したのが
冒頭写真城下町みどころ通行手形1500円です。
この通行手形は町散策に最適の共通入館券で、
2日間有効で郡上八幡博覧館・郡上八幡城・おもだか家民芸館・遊童館・
齋藤美術館・郡上八幡民芸美術館・慈恩禅寺庭園テツ草園・安養寺宝物殿・
郡上八幡樂藝館と9館が見学でき、合わせて1300円もおトクというすぐれものです。
1日で全部見て回れないことはないと思いますが、
やはり半日しか時間がとれないと郡上八幡城と郡上八幡博覧館の共通券になってしまいます。
本当、この通行手形で郡上八幡を満喫してほしいもので、
いつか僕が郡上八幡に開設したいと思っている資料館も
この通行手形に含めたいのですが……。
初日は郡上八幡博覧館・おもだか家民芸館・齋藤美術館・遊童館・慈恩禅寺庭園テツ草園を見学。
洞泉寺YHにチェックインし、休憩のあと
銭湯の「天徳湯」に浸かって、夜は郡上おどりを満喫しました。

この日は下殿町が会場で「およし祭」の名称がついています。
およしとは郡上八幡城の人柱になるため、17歳の若さで犠牲になった美しい女性だったそうで、
そのおよしの霊を慰めるために祭壇(写真左)ももうけられていました。
また郡上の母古池五十鈴さんの所属するお囃子クラブが前座で演奏(写真中央)
あまりのかっこよさに思わずパパラッチしてしまいました。
そしてわっさん相方さんも郡上おどりに来て現地合流。
途中から約20年ぶりに郡上おどりに挑戦してみましたが、身体が動かずまったくダメですね〜。

この日の郡上グルメ開拓は初訪問となった、
さっちゃんの店『やなかこみち』のわらびもちソフト400円(写真右)から。
実はこの店何度も前を通りながらも、
いつも若い女性客が多いので、抵抗があって入店しずまいだったのです。
雑誌でも取り上げられて有名なわらびもちソフトはアイスの下に
大きなわらびもちがゴロンと入っていて、餅の食感とクリームがマッチして(゚Д゚)ウマー
休憩で寄ったのは古池五十鈴さん喫茶『門』のジョッキコーヒー600円(写真中央)
ブランデーの入ったコーヒーで、当店でのアルコール入はウィスキーティーと2品のみ。
ブランデーとコーヒーの取り合わせが(゚Д゚)ウマーでしたが
もう歩き回ったあとでのアルコールだっただけに酔いが回ってしまいました。
そして夕食は洞泉寺YH近くのさっちゃんの妹カズコさんが営む『玉のや』
焼そば380円(写真右)やジョッキビールとお好み焼きを食して(゚Д゚)ウマーでした。

翌日も自分だけ1日フリーきっぷを購入していたので、
朝は湯の洞温泉口駅を撮影して折り返し、郡上八幡樂藝館を見学。
母をどうしても郡上八幡城へ連れて行きたかったのですが、
炎天下と山登りが厭で断念するので自分だけ行ってきました。
少し離れた郡上八幡民芸美術館だけは行きませんでしたが、これで8館を見学終了。
あとは夏の風物詩の水ガキを撮影します。
吉田川の支流・小駄良川(写真左)では子どもがゴムボートで下って楽しんでいましたし、
あの有名な新橋飛込み(写真左2番目)も撮影しました。
この新橋飛込みは郡上八幡の水ガキたちの度胸試しの場ですが、
その前に三角岩(写真右2番目)、サンリキ岩、学校橋(写真右)
徐々に高いところから飛び込んでいくのです。
なので、この日は新橋より、三角岩や学校橋のほうが水ガキで賑わっているようでした。

この日も風せんわらび餅360円(写真左)奥美濃古地鶏1本120円(写真左2番目)などを
食べ歩いたばかりか、ランチは『大八』うな丼2700円(写真右2番目)(゚Д゚)ウマー
今年は土用の丑とまったく疎遠だったので、
もうここに来たらウナギしかないと思っていたわけです。
過去の写真をみると4年前は1800円だったけど、
やはりウナギの高騰はここでも避けられないですね。
母はミニ会席(写真右)1800円を食しました。


郡上をあとに帰りは入湯税50円で入浴できるみなみ子宝温泉にも寄りましたが、
バスツアーの団体も乗り込んでいて超満員。
1時間ずらして入浴する羽目になりましたが、
長良川鉄道利用者が増えることはありがたきこと。
入浴後は美濃太田から高山本線名鉄犬山・小牧線を経由して帰宅し、
実家に到着したのは20時頃になりました(つづく)


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