金環日食の朝

shugoro2012-05-21

日本全国で観られるのは932年ぶりという金環日食
そういえばこの日が近づくにつれ、日食グラスが街頭でも売られていたが、
見向きもしなかった。その1日のための便乗商売という冷ややかな目で見ていたからだ。
しかも当日が雨だったら、まったく無駄になるではないかと思いつつ。
たぶん、普段どおりの生活であればこの時間は眠りこけていたことだろう。
しかし、当日は違った。土日返上の仕事が夜の時点でも終わりきらないため、
徹夜して仕上げるしかなかったからだ。
当然、徹夜明けで金環日食の朝を迎えることになる。
だが、天気予報は曇となっており、本当に観られるかどうか明け方まで半信半疑であった。
朝6時過ぎ明らかに太陽が照り付けていたため、
慌てて日食グラスを買いに行くことにした。
なぜ買おうと思ったかというと、アイマスクにも転用できるから。
自転車で駅前のコンビニなど数件回ったが、やはり見つからない。
便乗商売なら当日の朝まで売らんかい!
日食グラスを諦め、小学生の頃に下敷き越しで観たことを思い出し、
今度は下敷きを探したものの、やはり今時下敷きなど文具屋にいかないと売っていない。
そのため代用したのがアルバムのビニールカバー。
これなら目を痛めずに太陽を見ることができる。
ちょうど最初に見たのはまだ欠け始めぐらいだったので、
いったん事務所で作業を再開。そのうち陽がだんだん弱くなったので、
再びベランダに出て観察。ビニールカバー越しにくっきりと輪が確認でき、
周囲から歓声があがっている様子が聞き取れた。
写真も撮ってみたものの、やはり難しくてうまく撮れなかったのだが、
デジコンのほうで撮ってみたなかから冒頭写真の1枚が見つかった。
なかなかよい体験をしたものだが、この時間帯は仕事が中断!
仕事を再開させ、途中で『ココス』へ行き、
朝食バイキング699円を食したが、カレー1杯でギブアップしてしまった。
それでも腹が苦しく1日もたせたものであるが、胃が縮んでいるせいかもしれない。
仕事は無事終わったものの、またも時間が逆転に。


どうでもいいことだが、金環日食といえばついつい『三国志演義』の金環三結を連想してしまう。
もちろん『演義』の架空武将で、ストーリーでは趙雲に簡単に討ち取られているが、
最初、『ナムコ』のゲームでは4文字武将が載せられなかったせいか、
なぜか「金環結(きんかんけつ)」となっており、ずっとこちらが本当の名と思っていた。
金環日食で少しでも金環三結に注目が集まるとよいのだが……(何のこっちゃ)


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