『江』第12回「茶々の反乱」

先週15.7%と視聴率ワースト更新してしまった『江』。この先が思いやられます。
時代はまだ天正11年(1583)。父母の仇・秀吉の施しは受けたくないと、
安土でハンガーストライキする3人です。
着物はともかく3日で終わってしまうなんて子どもですな(史実でも子どもですが)
古い着物は回収され、3人の娘には豪華な着物が提供され、
茶々と江が問い質すと、いきなり江の顔が豊川信長に変身。
本能寺の変で亡くなった信長はそのまま亡霊となって、
江の守護霊になったとでもいうのでしょうか?
で、最も籠絡しやすい初にはお菓子攻めに加え、
アユ、フナ、コイの近江グルメ3点セット。
茶々は食事を拒否し、江も初もそれにならう。着物はなんと乳母のものを借ります。
食事拒否のため、三成は伊勢の蛤を焼いて臭いで誘う。
その手は桑名の焼き蛤と云いたかったのでしょうか?
これも拒否し、ハンガー3日目で初は幻覚で倒れてしまいます。
続いて千宗易(利休)登場。本来なら茶だけですが、
無造作に積まれた茶菓子のまんじゅうがどっさり。
茶々はこれも拒否し、茶だけ飲みますが、
「その茶も秀吉のもの」と利休に云われ、
さらに「仇を討ちたいのなら相手を受け入れて飲み込む器がないとダメ」
と利休に追い打ちをかけられ、ついに茶々はまんじゅうを食して泣く。
3人は泣きながら饅頭を貪ります。
なんか茶々の強情に食べ盛りの妹2人と乳母3人が巻き込まれた感じですね。
こうして秀吉の提供した着物に袖を通し、
三成が取り置いた古い着物も返すということで一件落着。
秀吉は「障子に目あり」で、茶々の姿を覗き見し、江に引っかかれる。
江もまるでサルですね。可愛いからネコとしておきますが、
窮地になると信長の顔になる必殺技をもっている限り、秀吉は江に逆らえません。
そこに黒田官兵衛がやってきて織田信雄徳川家康が連絡を取り合う情報をもたらす。
浜松城ではついに家康の子の於義丸(秀康)と竹千代(秀忠)が登場。
竹千代は江の三度目の夫になる相手ですから、お披露目なのでしょうか?
竹千代は隙をみて於義丸から一本とりますが、家康は次男・於義丸を愛してない模様。
家康との戦いで水軍不足に悩む秀吉でしたが、
急におねとの会話で政略結婚を思いつく。
で、真っ先に結婚させられてしまうのが、一番若い江です(小学5年生)
秀吉としては信長に変身する江を恐れてのことでしょうが次回に続きます。


史跡紀行では、千利休ゆかりの地ということで、
大阪府堺市堺区の利休屋敷跡、南宗寺、
京都府大山崎町の妙喜庵の茶室・待庵などが紹介されました。
残念ながら堺は未訪で、大山崎のほうは2003年に天王山を登山したのですが、
山崎駅近くにあった妙喜庵の茶室・待庵は行きそびれました。
当時は新選組の取材が中心だったもので、ついうっかり。
阪急大山崎駅にあった阪急そばは、当時かけそば200円で食せたのですが、
現在の値段はいくらなんでしょうか?
JR山崎駅の新スタンプはないので、今回はJR山崎駅舎と
ホーム上に立つ京都府大阪府の府境をUPします。

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