JRAはGIを復興競馬にすべし!

JRAでは19日(土)から27日(日)までの5日間、中央競馬サークルが
一丸となった「東北関東大震災被災地支援競馬」として阪神競馬
および小倉競馬を開催した。詳細はコチラ。
               ↓
http://www.jra.go.jp/news/201103/032901.html


5日間の売上は535億円で義援金10億を拠出、
さらに被災地支援競走の毎日杯の売上げ拠出1億2379万円、
3月19〜21日競馬場の入場料(8万1907名)からの拠出だけでも1435万円となり、
合計では11億3814万円となる。

そればかりではなく馬主会から義援金5000万円、
3月19〜21日の出走馬1頭あたり3万円拠出し計2760万円、
調教師会から義援金500万円、
3月19〜21日の出走馬1頭あたり1万円拠出し計563万円、
日本騎手クラブから義援金500万円
騎乗1回あたり3000円を拠出して27日の時点で512万1000円。
この騎乗による義援金は4月10日まで継続されるという。
騎手というのは時には死亡事故すら起こる危険なスポーツで、
また高松宮記念では2010年UHB杯などオープン特別を3勝した
エスタンビーナス(牝8)がレース中に故障発生し、予後不良になっている。
こういった犠牲を伴いながら義援金を拠出しているのである。泣ける!
また、競馬ファンからの募金は27日の時点で4343万1867円、
レースゼッケンなどのチャリティー販売も130万4000円になる。
競馬ファンの募金は武豊などの騎手が街頭に立ち、
手綱をもつ手が腫れようが握手に応じてくれた効果もあったし、
馬券当てた人もそれなりに還元してくれたのではないだろうか?


JRAは97年の4兆円をピークに12年連続して売上が落ち込んでおり、
昨年は2兆5900億円とピーク時から比して4分の3になっている。
3月末付で柴田未崎南田雅昭の両騎手が引退するなど、
ひと昔に比べて弱肉強食というか、騎乗機会に恵まれない騎手の引退も早まっている。
しかし、今回の義援金を見て、やはりJRAの底力を垣間見た。
毎日杯だけで24億7595万3100円の売上を計上し、
うち5%の1億2379万円7655円を拠出しているのだ。


95年阪神・淡路大震災の時もJRAは復興競馬を行い、
売上の一部24億円を寄付している。
阪神の時が復興に3兆円の予算が組まれたというが、
今回の震災は死者数だけでも倍近くに膨らんでいる。
復興だけでも10兆円はかかってしまうのではないだろうか?
今こそJRAは長期の復興競馬を開催し、
ダービーや有馬記念などのGIを被災地支援競馬にすべきではないだろうか?
しょせんはギャンブルとはいえ、地域振興に貢献すれば、世間の評価も変わってくる。


あともうひとつ気になっているのは、太平洋沿岸の不通になっているローカル線の存廃。
日本赤十字社に回っても、新幹線はともかく、
ローカル線の復旧なんて見向きもされないだろうし、
その復旧費用をJRや各鉄道会社だけに頼るのも酷である。
むしろ、これを機に廃止なんてところも出てきそうだ。
直接、鉄道復旧に当てられる義援金は捻出できないだろうか?


PS.本日は午前中に麹町で打ち合わせ。
麹町のオフィス街はランチが充実していて、
うなぎまぶしとそばセット980円を食す。
このブログを書いたあと、19時から五反田で打ち合わせ。
帰りは夕食で久々に喜多方ラーメンにするか。
どうも今週は打ち合わせだらけで落ち着きません。


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