消長の早きこと

間に旗日をはさんでしまう厄介な今週。
とりあえず再校を戻し、夕方から1本打合わせをすませ執筆活動に入る。
1カ月で制作するという無茶なスケジュールにさすがの著者もアップアップの状態。
一部をこちらで書くことになった。編集者とはそういうものだ。
旗日のあとの週末は今度は静岡市清水区まで打ち合わせに行く。
丸1日つぶしてしまうのは痛いが、特急「あさぎり」の初乗りは楽しみ。
少しでも息抜きがないとやっていられない。


今年に入って仕事を失う出版関係者が続出している。
時代の流れというか、消長の早さというか、生き残りが大変な世の中である。
10年前に編集長の肩書きをもっていた人だって、現在では使い物にならない人もいる。
当時の編集スタイルとは技術面で大きくかけ離れているからだ。
たしかに10年前はもっと癒着がすごかったし、
競馬や鉄道、旅行関係もクオリティの低い誌面で通用した。
だが、鉄道ブームもさすがに下火でJR東日本では3月で
「土日きっぷ」を廃止し、特急は別料金で普通・快速列車しか乗れない、
ウィークエンドパス」に置き換えるという。「三連休パス」も動向が気がかりである。


話が大きくずれてしまったが、本題はJRAの騎手・調教師免許試験合格者の発表。
いつも期待しているYさんの名前はまだなかった。
しかし、角田・菊沢徳が合格し、騎手引退の発表。
さらに先に引退していた田中剛や千田・日吉なども調教師試験に合格したようだ。
当然なのかもしれないが、どうも調教師試験というのは騎手出身者が有利にみえてしまう。
それにしても影で毎年泣いてる人の多いことか。僕では絶対ムリな話だ。
騎手では他に塚田・西原・橋本騎手が2月限りで引退するという。
塚田騎手は藤沢和雄厩舎所属で期待の新人だったが、
3年目の2007年に落馬事故でずっと復帰できないままの無念の引退。
西原騎手は現役では2名しかいない女性騎手だったが、
3年目から騎乗が激減。それでもずっと騎手を続けていた感じだった。
橋本騎手も騎乗数の減少からの引退であろうか。それでもコンスタントに勝ち星をあげていたのだが。
角田・菊沢徳・橋本美騎手も『競馬フォーラム』時代はまだまだ若手ジョッキーで、
とくに角田騎手などはシスタートウショウでの活躍もあって女性に人気であった。
最近は池添騎手にお株を奪われた感はあるが、
それでも僕より若いのだからまだまだ活躍できると思っていた。
今回は調教師試験の合格で引退することになるのだが、
あのミッキー同様、最後の大駆けは狙ってみたいものである。


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