岩手で誘導馬が廃止

本年度3月21日に存続が決まった岩手競馬がとんでもない合理化!
岩手競馬の雑誌『テシオ』を刊行しているブログで見かけました。
これによるとコスト削減のため、誘導馬が告知もなく廃止され、
しばらく動向を見守るようです。他にあがった案として
出走頭数の制限(重賞以外で10頭以下に)、
水沢内馬場の車載型映像スクリーン(ムーヴィジョン)の廃止、
ファン優待バスの本数削減など、ファン離れを加速させるような内容ばかり。
むしろそれなら維持コストのかかる芝コースをやめるとか、
送迎バスのワンコイン(100円)化などいくらでも試案はあったはずです。
競馬場までの送迎バスがなければタクシーで高い金をとられるし、
交通渋滞の原因となるのだから、とんでもない痴呆ぶりを見せています。
それならば芝コースを中央との交流重賞にするなり、
盛岡をJRAに買い取ってもらい、水沢の単独開催にしたほうがマシかと。
それにしても誘導馬を廃止したところで、
どれだけの経費が節減できるのでしょうか?
馬の余生を考える意味でも再就職先を失う馬が出るわけですし……。
ブログ先の『テシオ』といえばJRAの『優駿』のようなPR版。
開催の影響もあって発行月は限られていますが、
それでも年に5〜6回刊行しているのだから、隔月刊とでもいうべきでしょうか。
97年7月に創刊し、休刊にもならず通巻43号まで続いているのは偉いです。
『テシオ』が岩手競馬を愛するがゆえに存続しているのはわかりますが、
80ページで980円という定価は考えものです。
たぶん部数が伸びず苦肉の策でこの値段設定になっているのは、
仕方がないのですが、DVDもないあの内容では辛いところです。
広告のスポンサーもつかなそうではありますが、
もう少し地元と密着した形の誌面にできないものでしょうか。


【人気blogランキングへ】