ポジフィルムの値上げ

本日はほぼ徹夜明けで作業をすすめ、午後2時に打ち合わせ終わったあと、
ポジフィルムを購入するため新宿西口のヨドバシカメラへ。
西口では熊野神社の祭りが行われており、フランクフルト・焼ソバなど、
久々のB級グルメに飛びつきます。デジタルカメラの普及のためか、
最近フィルムが高騰したと聞いていましたが、割安になる20本パックの
ポジフィルムプロビア100Fが1万7080円にビックリ!
50本購入するつもりでいましたが、40本におさえました。
1本あたりの値段が854円と高価です。まさか今回カメラマンが使うとはいえ、
こんなに高騰しているとは思いもよりませんでした。
ポジ消費のカメラマンなら値上げ前に大量に購入したでしょう。
それにしてもデジカメの普及と精度UPには驚かされます。
最近は一眼でなくても1000万画素近いものもあって、
しかも安く購入できてしまう。ひと昔前ならネガフィルムでさえも、
頻繁に使ったのに、ますます需要が減ることでしょう。
僕の場合も最初はポジ主流で、写真が難しく何度か失敗して、
自腹で再取材したこともありました。再取材は避けたいので、
カメラを2台もってゆき、ネガフィルムで予備を撮っていたものですが、
最近はデジカメ主流でポジはむしろ一枚だけメインで撮るだけになりました。
そのためポジの消費は少なく、1本使い切るのに半年かかったケースもありました。
出版の仕事といえば原稿・写真・編集の三位一体が基本で、
当然、そのための投資額がバカになりません。
親会社から見ればいかに安く上げられる外注を使うかが勝負になります。
取材費がまともに出る時代ではないので、写真素材を集めるのにも
青春18」など安い交通費で、涙ぐましい取材を続けているのです。
基本は投資といいますが、結局、出版の低収入では投資も難しく、
ますます技術的な面が欠けるエディター・ライターが増えております。
いっそのこと他業界でもうけ、出版に投資したほうがとつくづく思う今日この頃です。


【人気blogランキングへ】