昨日の日記にも町の移り変わりの話を少し書きましたが、
本日も中井方面へ出かけてたら上落合郵便局前の喫茶兼バーの『アドト』が
跡形もなくなくなり更地になっていました。
しばらく行ってなかったとはいえ、これは正直ショックでした。
4年前は毎週土曜に社員と一緒にランチに出かけたものでした。
嬉しいのはプラス100円でランチビールまたはワインが飲めたことです。
いつもは昼からアルコールなど飲みませんが「土曜くらいいいじゃん」という感じで。
確かに席数が少なくテーブル配置には一考の余地はありましたが、
ランチもセットはおいしく、味噌汁がうどんに替えられる特典もあって、
うどんと両方食するとなかなかお腹がふくれたものです。
2003年になって不況になると、なかなかランチに出かける機会は減りましたが、
常連で顔見知りだったので、僕が郵便局に行くときに会うといつも挨拶してくれました。
こちらの都合とはいえ、正直行けなくなったのは辛い思いをしたものです。
一度ウチで製作した雑誌を贈呈したこともありました。
お店の運営もいつものおばさんでなく、後継の子息夫妻？らしき方に代わってからは、
あまり愛想もよくなく、行くメリットも薄れたのでずっと行かずじまいになりました。
東中野に引越してからは、近いとはいうものの、
すっかり東中野銀座通りの飲食店に浮気ばかりしていました。
もっとも半額弁当ばかり狙うので昔ほど外食しなくなりましたが……。
うーんそれにしても店というのは、跡形もなく建物ごと消えてしまうものなんですね。
中井の居酒屋も東中野のおもちゃ屋も更地になってしまったし、
駅前商店街というのはしょせんそういう運命にあるのかもしれません。
『アドト』も経営が成り立たなくなったのか、後継がいなくなったのか、
事情は分かりませんが、閉店と分かっていればもう一度ランチを食べたかったです。
以前つぶれかけの下板橋のまずいラーメン屋を救おうと定期券まで買って、
バイトの若造をタクシーに乗せてまでよく食べに行ったこともありましたが、
常連さんだけでお店を守ることなど難しいことです。
酔っ払いの店長はクダばかり巻くので、僕を含む常連さんも離れて行きましたし。
あとしょせん後継がいても店主が代わってしまえば行かなくなるものかもしれません。
かつておじいさんがやっていた常連の中華料理屋も
年賀にビールをくれるなど嬉しかったのですが、
おじいさんがリタイアしてから店の雰囲気も変わってしまい行かなくなりましたから。
そういう意味では、お店というのは引き際が肝心？ なのかもしれません。
常連さんを含む数々の思い出をそれぞれの胸にしまいながら……。
本日も電話子機の充電池を求めて高田馬場方面へ行ったけどなく、
結局、スガキヤを食べたあと新宿のヨドバシカメラまで行き、
ようやく充電地を購入することができました。電話の機種も相当古いんでしょうな。
