ようやく取材2日目195枚の写真整理が終わりました。
何だかんだ云ってもやはりこの日が一番枚数が多かったです。この日は「青春18」でなく、
長良川鉄道全線1日フリーきっぷがメインです。それでは行程から。
鵜沼600→612美濃太田626→829白鳥高原856→1050美濃太田1100→
1106加茂野1112→1115前平公園1138→1340北濃1410→
1548関市役所前1556→1602松森……関下有知1651→
1658湯の洞温泉口1703→1711美濃市1714→1806自然園前
鵜沼〜美濃太田間はJRですが、美濃太田始発の列車に乗ります。
前の告知ではフリーきっぷの販売終了期間は2月末になっていましたが、
やはり誤りだったようで、当日でも3月30日までは買える模様。
日付は関駅で押印してもらいましたが、当日に購入している人もいました。
長良川鉄道は起点を含めて38駅あり、これまで何度も往復はしているものの、
途中下車および徒歩や自転車を使っても未踏の駅がまだ残っており、
今回はまだ撮影していない駅中心に下車してみました。
最初に下車したのが白鳥高原(写真左)。国鉄時代は二日町を名乗り、
周辺には集落はあるものの利用者は皆無でした。
白鳥高原に改称したのは名所案内板にある廷年の森公園があるからなのでしょうか。
最も1.5キロ以上離れているようですが。
白鳥高原をあとに続いては再び美濃太田駅に戻り駅弁を購入。
続いての途中下車は加茂野(写真中央)です。
国鉄時代は加茂野口といい、加茂野は現在の富加にあたるのですが、
これは行政区画からもおかしな駅名だったので改めました。
わずか10分程度の滞在でしたが、ここで新発見がありましたので後述します。
さらに隣の前平公園(写真左)も下車。第3セクター後にできた新駅です。
少し時間があったので駅前の県主神社や駅名と前平公園も撮影できました。
これで関までの各駅はすべて踏破しました。
今度は駅弁を買ったにもかかわらず、終着の北濃をめざしますが、
なんとこの列車は満員御礼。郡上八幡まではボックスシートに落ち着けず駅弁もそのあとで。
終着の北濃では『花まんま』代表のマリコさんに久々に再会。
あれから何度か北濃へ脚を運んだものですが、
多忙なマリコさんとはすれ違いが多くてなかなか逢えませんでした。
フリーきっぷ廃止の話をすると、「確実に売上に影響する」と語っていましたが、
『花まんま』の今後が気がかりです。フリーきっぷ廃止直前の駆け込みでしょうか、
この日は北濃までの乗客も多数いましたが。
北濃で折り返し、またしても大戻りして関市役所前(写真左)で下車。
1999年3月で廃止された名鉄美濃町線の代替駅(下有知)として新設された駅ですが、
関市役所が近くても利用する人はどれだけいるでしょうか。
8分滞在で下り列車で松森(写真中央)へ。
ここも名鉄美濃町線の代替駅ですが、こちらは名鉄美濃町線の松森駅跡に近く、
スマホのナビですぐ場所が分かりました。
廃止からすでに15年が経過していますが、冒頭写真のようにまだホームが残されていました。
関〜美濃は1999年3月まで名鉄と長良川鉄道が並行しており、
先に国鉄時代に前身の越美南線が廃止対象路線となったとき、
まだ景気のよかった名鉄が越美南線を引き受けようと打診したことがあります。
名鉄が関〜美濃太田間の廃止を示唆したので、結局は流れましたが、
もし名鉄が引き受けていれば収支や輸送密度の改善があったにせよ、
すでに全線が廃止されることになったでしょう。
それでも1999年3月まで関〜美濃という過疎区間で並行し
鎬を削っていたことを考えればよく頑張ったと思います。
惜しむらくはこの区間を乗っていないことですが。
どのみち隣の関下有知駅まで歩くため、名鉄の廃線跡をたどりました。
一部はアスファルトの遊歩道で整備され、鉄橋跡も遊歩道になっていました。
行き違い設備のあった神光寺駅跡もホームや駅名標の枠などが残されていましたが、
廃線跡歩きはここで終了し、関下有知(写真右)へ。
ここも第3セクター後にできた新駅ですが、開業当初は中濃西高前でしたが、
高校が2004年に統合されて関有知高校になったため、2006年4月に改称されました。
飲料水の自販機が設置されているのはやはり学生利用が多いからでしょう。
ホーム反対側には桜並木があって春にも訪れて撮影したい駅です。
これで湯の洞温泉までを踏破しましたが、湯の洞温泉行の列車が来たので乗りました。
何とこれが空気輸送でしたが、梅山でやはりフリーきっぷユーザーが乗ってきました。
梅山はすでに撮影済だったので、そのまま美濃市で折り返し、
本日は宿泊先最寄の自然園前で下車して旅を終えました。
10日に山田を踏破したので、未踏駅は洲原・福野・大島の3つのみ。
かなりばらけていますが、次の取材で全駅踏破できるでしょう。
グルメ新発見は加茂野駅前の『たこ焼き木野屋(このや)』の
たこ焼き8個320円(写真左)です。
加茂野で下車したのは初めてだったのですが、駅前にたこ焼き屋があるとは驚き!
主人に聞くと鉄道で来る人は少ないそうですが、これだけ駅に近いのですから、
ぜひ長良川鉄道のグルメスポットとして注目を浴びてほしいものです。
ホームページはこちら。
営業は土・日曜の10〜20時ですが、ここも土休日限定のフリーきっぷ廃止が痛手となります。
たこ焼きはソースでなく独特の出汁醤油味で(゚Д゚)ウミャアアアアア〜
他にも大判焼が15種類ほどあったでしょうか。値段はそれぞれ違いますが、
オランダ焼とハムマヨの100円の2種を買いました。
そして美濃太田まで戻って購入したのが松茸の釜めし950円(写真中央)です。
いまや特急の車内販売もできなくなり、存続が危ぶまれる駅弁ですが、
国産の松茸が通年味わえ(゚Д゚)ウミャアアアアア〜
容器業者の倒産で現在は味気ないプラスチック製になってしまいましたが、
数量限定で売られる手おけちらしは陶器が健在です。
終着の北濃では『花まんま』の焼きそば350円(写真右)が(゚Д゚)ウミャアアアアア〜
訪れたのがすでに午後でしたので、ご飯物は完売になっていたようで、
ついでによもぎ大福と豆大福も購入しましたが、こちらはちびしじさんにプレゼント。
やはり食い過ぎのため、運動がてら少し歩いたのですが、
旅装を解いた『料理旅館清竜』でさらなるおもてなしが(3月12日へつづく)。