1月ももう終わり、なんとか原稿発注だけは済ませ、
18ページ分は入稿したものの、夜になると急速に体力が衰えます。
2月中に本の製作が丸2冊も抱えているので、
1日20ページ単位で交互に入稿していかないと大変なのですが。
といってムリに作業していても集中力を欠くばかりなので、
極力、休んでから仕事に復帰したほうがいいことはわかっています。
本題は東スポの一面を飾っていたニュースです。
【新日本プロレスがブシロードに全株式売却】
新日本プロレスは31日、都内で会見を開き、現在の親会社である株式会社ユークスから、
カードゲームメーカーの株式会社ブシロードに31日付ですべての株式を売却すると発表した。
これにより、2月1日から新日本のオーナーはブシロードとなる。
この日の会見ではユークスの谷口行規社長、坂口征二相談役、菅林直樹社長以下、
所属選手全員がスーツ姿で出席。谷口社長が「ブシロード様より申し出があり、社内で検討した結果、
より一層発展する最善策と思い、お受けすることにした」と説明した。
会見途中からはブシロードの木谷高明社長が登場し、「中学、高校時代、プロレスは
自分にとっての最高の楽しみだった。そんな自分がオーナー企業となって盛り上げさせていただくなんて、
人生はわからないもの。世界一のプロレスカンパニーを目指す」とあいさつ。
株売却の経緯については、配布された資料で「新日本プロレスが本来あるべき輝く
地位へ回帰することを確信し、親会社になることを決断した」と明記した。
ブシロードは昨年夏のG1クライマックスで冠スポンサーに就くだけでなく、
後楽園ホールでも自主興行「ブシロードプロレスリング」を成功させるなど、
プロレス経営に熱心な姿勢を見せていた(デイリースポーツ 1月31日(火)15時36分配信)。
あのアントニオ猪木が1972年に創設した新日本プロレスが、
このような形で吸収されてしまうのは複雑な心境ですが、
すでに2005年11月にはゲームソフト会社のユークスに株が売却されていたことを思えば、
新日ももはや風前の灯火であったことがうかがえます。
それにしてもブシロードって? ゲーム疎遠なshugoroさんは初耳でした。
以前にも書きましたが、競馬ファンに共通しているのは、プロレスファンが多いこと。
競馬とプロレスにどのような共通項があるか分かりませんが、
「プロレスには筋書きがあり、競馬には筋書きがない」からK岩御大が云っておられました。
ひとつだけ云えることは競馬もプロレスもひと昔前はおもしろかったということでしょう。
競馬歴よりもプロレス歴のほうが長かったshugoroさんですが、
その経緯をみると、全盛期の80年代は新日(金曜夜)→全日(土曜夜)と推移。
つまり初期の頃は日曜昼にやっていた全日はあまり見る機会がなかったわけです。
これが90年代に入ると新日(土曜深夜)・全日(日曜深夜)となるわけですが、
日曜深夜の全日を見ると、翌朝の会社出勤が寝不足で辛かったりするわけです。
先に観るのを止めたのは新日で、全日からノアに変わっても、
日曜深夜は細切れになりながらも観続けていましたが、2009年3月で終了。
そして3カ月後に三沢社長の悲報をきくわけです。
新日もストロングマシーンや両国暴動のあたりは本当におもしろかったですね。
あの頃はプロレスを真剣勝負と思っていたファンが多かったわけで、
場違いなたけしプロレス軍団とカード変更、猪木がベイダーに敗戦すると、
恐ろしいことになってしまったわけです。
でもプロレスはショー的な要素があるにせよ、決して八百長ではありません。
それを証明したのが身を挺してリング上で亡くなった三沢社長でした。
現在では小団体が乱立して離合集散を繰り返し、
これといったスターがいなくなってしまったのです。
それに当時若手だったレスラーたちも中年の域に入っているのに、
これといった若手レスラーが出てきません。
これはそこまでしっかり受身がとれる若手が育っていないという裏返しになり、
プロレス界も後継者不足に悩んでいるのではと思ってしまうのです。
プロレス雑誌も毎週のように『ゴング』『プロレス』を立ち読みしていたものですが、
『ゴング』は2007年3月に休刊、『プロレス』すら読まなくなりました。
ベイスターズもDeNAに売却される時代で、
今まさにゲーム会社が強くなっていることが痛感させられます。
新日の名は残るので、それで人気が戻るといいのですが。
本日も打ち合わせがあったのですが、なかなかゲームキャラというのは、
架空な割にはクオリティが要求されるのと反面、どのキャラも同じに見えてしまう……。
いろいろクリエイトしてみたいと思っていても、時間と人手の不足は否めません。
ゲーム自体もKOEIの『三国志III』以来疎遠で、あとはワンパターンの『ダビスタ』か
『ドラクエ』シリーズをやるぐらいで、『FF』はまったく無縁ですしね。