『江』第44回「江戸城騒乱」

先週はまたもやビデオ録画に失敗し、
19日になってやっと再放送を観ることができました。
地デジ移行に伴い、ビデオ録画も困難となり、完走も苦行なのですが、
20日を含めて残り2回。ゴールが見えてきました。


まずは先週のおさらいからですが、前回の視聴率は16.1%で、
実質上の最終回にもかかわらず、まったく変動がありませんでした。
最終回でこの視聴率では残り3回はもっとひどいことになりそうで、
平均視聴率も明らかに20%割れですね。昨年の『龍馬伝』よりひどそうです。


本題にさっさと入りましょう。タイトルではものすごい過激な展開を期待したのですが、
物語の最初で豊臣氏が滅んだことでお祝いをする福に対し、
江が張り手を見舞うシーン以外は何も見どころもなく平和そのものでしたね。
どこに騒乱がと思うほど拍子抜けしました。
江は姉が亡くなったことで悲しみに打ちひしがれ、
娘の千姫は父秀忠を許せない様子です。
先に千姫常高院(初)が江戸に行き、淀殿から預かった手紙を渡され、
そこには「私が死んで泰平の世が来るなら」と書かれ、
「徳川を恨むな」とも書いてあります。そんなバカな!
そして秀忠も江戸に戻り、江に「天下を泰平することが償い」といいます。
おおっと、ここで北政所と寿芳院(龍子)が登場。
二人して「江と秀忠試練の時」と云っていますが、これは最後の顔見せなんでしょうね。
鈴木砂羽さんの「龍子の部屋」はおもしろかったなー。
姉の千姫に花をあげる国松に対し、竹千代は盗み聞きし、
その様子をみた常高院が「竹千代も見てやれ」と云います。
このあたり大姥局の最後のアドバイスがまったく活かされていない江でした。
そして秀忠は竹千代と国松を呼び、豊臣の滅亡について問うと、
福の偏狭的な教育を受けた竹千代は「当然」と回答するのに対し、
国松は「起こるべきして起こった。胸が痛みます」と模範的な回答。
これに危機感を抱く福は再び駿府へ行き、家康に後継のことを話しますが、
家康は「秀忠の命に従うがよい」といい、
さらに福は林羅山に酒を飲ませて機嫌をとります。
竹千代が偏屈になり、国松がご機嫌取りのお調子者に成長したのは、
明らかに偏狭的な江と福の二人が影響していると思いませんか。
江はまったくオツムが成長していないし、
福は小心者にしか見えません。完全に脚本のヘタレですね。
昔は菓子ばかり貪った姉の常高院(初)が冷静なのに対し、
竹千代と国松を自分の子として公平に見れない江。
そして竹千代はこの二大変人女の影響からか、
とうとう女性恐怖症に陥り、化粧をしてゲイの道に行こうとしています。
さぁ大変ということで次回に続くんですが、
次回ではこれもあっさりと解決しそうで、本当にイライラさせられますね。
完走までこれであと2回になりました。


史跡紀行は竹千代と国松ゆかりの地ということで、
東京都千代田区江戸城跡(皇居東御苑)と渋谷区の金王八幡宮が紹介されました。
皇居は『篤姫』『龍馬伝』の取材などで数回訪れており、
金王八幡宮は『義経』の取材で2004年に訪れました。
まだこのときは一眼レフがなかった時代でデータサイズも小さい頃です。
今回は江戸城本丸跡と東御苑のスタンプ、
金王八幡宮と最寄の渋谷駅のスタンプをUPします。

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