地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2019年末編)

年明け早々、いろいろな執筆・編集や取材などが入っていて
ご報告が遅れましたが、2020年で馬齢が加齢され、
地方へ流れた元中央オープン馬のデータを更新しました。
2018年10月の抹消に引き続き、2018年末までに抹消された馬たちを抹消日順に掲げておきます。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。

10月23日・エイシンブルズアイ(兵庫/中央25戦5勝/地方1戦0勝/16年オーシャンSGIII
10月28日・ディアデルレイ船橋/中央30戦7勝/地方8戦1勝/17年師走S、19年埼玉新聞栄冠賞
11月5日・キタサンミカヅキ船橋/中央41戦6勝/地方19戦7勝/16年京葉S、18年東京盃JpnIIほか重賞4勝)
11月7日・イッシンドウタイ(佐賀/中央48戦5勝/地方31戦11勝/15年ボルックスS)
11月15日・エピカリス(大井/中央7戦4勝/地方4戦0勝/16年北海道2歳優駿JpnIII
11月21日・キクノストーム(兵庫/中央48戦7勝/地方2戦0勝/15年カペラS・GIII
12月1日・ロジメジャー(高知/中央38戦3勝/地方65戦4勝/12年スプリングS・GII3着)
12月10日・ラズールリッキー(大井/中央29戦3勝/地方5戦0勝/15年福島2歳S)

この3カ月で8頭の馬が抹消されました。昨年は3頭だったことを考えると多いのですが、
今回は未確認情報ながらも掲示板などで、「その後」が確認された馬が結構いました。
キタサンミカヅキは北海道・優駿SSで、エピカリスは北海道・レックススタッド種牡馬入り。
エイシンブルズアイ広島県の西条農業高校で乗馬、
キクノストームはTCCのシェルターホースになったそうです。
このTCCというのはThoroughbred Convenience Community Culture Clubの略で
サンクスホースプロジェクトとの連携で行う引退馬支援プロジェクト。
月会費を払うことで会員になれ、引退馬のサポートができるそうです。
ホームページを拝見すると、結構な名馬が名を連ねていました。

ただ、こういう支援制度は過去の失敗例もありますので、もう少し長い目で見守りたいと思います。


しかし、ディアデルレイイッシンドウタイロジメジャーラズールリッキーの4頭の所在は
現時点では確認できませんでした。ディアデルレイはラストランで重賞ウイナーになりましたし、
ラズールリッキー牝馬なので繁殖に上がっていることを願うのみです。

 

全体の動きとしては笠松に移籍したマイネルアウラートはすでに退厩扱いになっており、
東海公営は依然、元中央オープン馬が活躍する舞台がありません。
年明けにも1頭抹消されていましたが、これは次回発表することになります。

 

残念ながら今回も抹消馬の写真がないことを深くお詫び申し上げます。
すべての競走馬のその後を追跡することは到底不可能でありますが、ここで発表することによって
一人でも多くの方が元中央オープン馬という看板馬に関心をもち、
1頭でも多く、その後が確認できれば、元競馬マスコミとしてこの上ない喜びです。
それではまた本年4月1日付の抹消の情報でお会いしましょう。


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