地方へ流れた元中央オープン馬抹消情報(2014年秋編)

shugoro2014-10-16

ようやく写真整理も無事に終わってぼろぐも追いつきました。
本日は地全協から10月1日付けで抹消された
地方へ流れた元中央オープン馬の発表がありましたので
まずは4月5日〜9月30日の抹消馬を抹消日順に紹介したいと思います。
掲載基準は2011年10月20日の項を参照ください。


5月29日・オメガインベガス船橋/中央6戦2勝/地方2戦1勝/13年関東オークスJpnII2着、14年報知グランプリC)
6月10日・イケトップガン(金沢/中央35戦5勝/地方1戦0勝/12年函館記念GIII2着)
8月19日・マチカネニホンバレ(高知/中央21戦7勝/地方25戦4勝/09年エルムSGIII、12年大高坂賞、御厨人窟賞)
9月3日・シェアースマイル(兵庫/中央12戦3勝/地方0戦0勝/11年エーデルワイス賞JpnIII
9月8日・ケンブリッジエル船橋/中央60戦4勝/地方7戦0勝/12年シルクロードSGIII3着)
9月16日・トウショウウェイヴ(金沢/中央38戦6勝/地方9戦2勝/10年白富士S)
9月21日・ナムラクレセント(高知/中央33戦7勝/地方19戦2勝/11年阪神大賞典GII
9月23日・ワンダーポデリオ(兵庫/中央42戦6勝/地方10戦1勝/09年霜月S)


このうちナムラクレセントだけは栃木県のブレーヴステイブルでの余生が確認されています。
オメガインベガスシェアースマイル牝馬ですし、重賞ウイナーですから繁殖にあがっていることでしょう。
しかし、一番思い出深い冒頭写真マチカネニホンバレの所在が確認されていません。
マチカネニホンバレ2012年10月27日の馬頭観世音大祭の際に山崎尋美厩舎を訪問し
現在は厩舎を開業した長男の山崎裕也さん(当時は調教師補佐)に案内してもらいました。
ものすごく賢い馬で撫でているとフェイントのように噛みついてきました。
南関東では勝島王冠と報知オールスターCの2走で高知へ移籍しましたが、
そこで鮮やかに復活して福山の大高坂賞、高知の御厨人窟賞と重賞を連勝します。
しかし、圧倒的1番人気だった福永洋一記念ではエプソムアーロンの2着に敗れ、
その後、古傷の繋靱帯炎の再発で休養を余儀なくされ、
戻ってきたときにはもう別の馬のように覇気がなく、Bクラスでも勝てない有様。
高知一線級のグランシュバリエやコスモワッチミーに勝った馬としては寂しい限りで
その後、1勝をしたものの本年7月21日のレースで7着後に退厩扱いとなって
10月1日を待たずして抹消になったようです。
今は亡きオーナーの細川さんが存命ならきっと面倒をみてくれたことでしょう。
重賞ウイナーで助成金の資格も得ているのだから生き永らえてくれることを願うのみです。
また、年2回引き続き1年以上地方競馬の競走に出走しなかった場合、
馬主や厩舎からの届出がなければ、自動的に登録を抹消する制度にともない、
10月1日付で下記の7頭が抹消されました。


ダイワバーバリアン(北海道/中央11戦2勝/地方2戦0勝/10年NHKマイルC・GI2着)
ビクトリーテツニー(北海道/中央36戦7勝/地方1戦0勝/08年カペラS・GIII
スーニ船橋/中央41戦12勝/地方2戦0勝/09・11年JBCスプリント・JpnIほか重賞7勝)
トーホウオルビス(川崎/中央35戦6勝/地方3戦0勝/11年つばさ賞)
マイネルクラリティ(川崎/中央33戦6勝/地方2戦0勝/12年六甲S)
アドマイヤヘッド(愛知/中央37戦3勝/地方14戦0勝/06年札幌2歳SGIII2着)
ダイワエンパイア(兵庫/中央22戦5勝/地方29戦9勝/08年室町S2着)


長らく退厩扱いになっていたホースケアアドマイヤヘッドがついに抹消されました。
このなかでは先日亡くなられた川島正行厩舎の管理馬スーニが北海道ノーザンホースパークで、
ダイワバーバリアン奈良県の乗馬クラブ・クレイン奈良で余生を過ごしていることが確認できましたが、
重賞ウイナーのビクトリーテツニーの所在が確認できませんでした。
今回は助成金対象となる重賞ウイナーすら行方が確認できなくなる事態で、
とくにマチカネニホンバレほどの名馬の所在が分からなくなっています。
もし情報があれば教えていただければ幸いです。そしてニホンバレ以外でも1頭でも多くの
元中央オープン馬が生き永らえてくれることを願うのみです。
最後に僕が撮影した川崎ラストの2013年1月3日の報知オールスターCの
マチカネニホンバレの雄姿で締めくくりたいと思います。


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