これって……

写真整理も15日と19日分の計650枚を終えましたが、
これでやっと半分。やはり2日でこのペースですから
あと2日はかかるんでしょうね。原稿も書かねばならないし、
土日返上して何とか埋め合わせができるといいのですが。
さて、日常ばかりではつまらないので先日のニュースから久々に出版の話題を。


消費者庁秋田書店に対して景表法違反による初の措置命令】
8月20日、同社発行の女性月刊漫画誌ミステリーボニータ」など3誌の懸賞企画で、
実際には1人しか当選していないのに2人が当選と水増し表示したことは
「景表法第4条第1項第2号」に規定する不当表示に当たると認定し、
同社に措置命令を下した。調べに対し、同社はアンケート回収の呼び水で
懸賞企画を実施し、近年はスポンサーからの景品提供が少なく、
限られた予算内でこれを継続するため、当選者の水増しを行ったことを認めたという。
同庁の承認を受けた謹告文を朝日や読売、日経などの全国紙2紙と対象誌3誌に掲載、
消費者への周知を図る。
同社は同日、ホームページ上に謹告文をアップ、読者に謝罪した(2013/8/20新文化より)


なんとも……景表法違反って今さら初めてでもあるまいに?
この手のインチキは内部告発で明らかになったことだが、
今頃になって初めてというのが旧態依然の出版界を彷彿とさせる。
もう時効だから書くけど、読者プレゼントなんて内部のコネで当選させてやったり、
プレゼントをがめてしまうことなど日常茶飯事。
さすがに名は伏せるが、僕が編集に携わっていた某競馬雑誌も
僕が退社したあとの姿勢が本当にひどいものだった。
当時、トップジョッキーだったT騎手にサイン色紙20枚ねだった挙句、
読者プレゼントは5名にしか出さない。今は亡き当時の編集長に云わせれば
「彼のサインプレゼントは雑誌が売れるから小出しに」
と云い、別の機会にまた出そうと企てていた。
別にウソでも20名としておけばよかったのだが、
景表法違反を知っていたとは思えない。結局、サイン色紙は内部でがめてしまったようだが。
T騎手にはこの場を借りてお詫び申し上げる。
もっともすでに編集部を辞めたあとの話なのでどうにもならないが。
さらにもっとひどかったのは全員にもらえる一口馬主のプレゼントで、応募は3年後というもの。
版元曰く「その頃にはすでに忘れているだろう」という発想。
3年後といえばすでにその一口の馬たちがデビューして稼いでいる。
そこに例えば1000名の応募があったとき、一体どう対処するつもりだったのか。
獲得賞金を1000分の1で割り100円程度の賞金を
手数料を払ってまで振り込むつもりだったのだろうか。
まぁ、おそらく応募者はいなかっただろうし、
代替のプレゼントを出したという話も聞かなかったが。
末期の某競馬雑誌は僕の知り合いが死に水をとらされる形で編集長になり、
なかなか大胆なプレゼントを出していた。
POG指名10頭がダービー・オークスにすべて出走したら現金100万円プレゼントだったかな。
もちろん、こんなこと簡単に指名できるわけもないのだが、
あえてウソではないプレゼントに好感がもてた。
もっとも雑誌自体が休刊になってしまったから、どうにもならなかったのだが。
雑誌の編集担当をしたときにこのプレゼントというものに一番悩まされた。
版元からは「別にプレゼントなどしなくてもよい」と指導されていたが、
僕はそういうことが厭な性格だったので、
面倒で郵送料をかけてでも当選者に贈っていたものだ。
しかし、一番困るのは応募者が人数に満たなかったり、いなかったりすること。
男性誌を担当したときはDVDや下着とかは応募があるのだが、
そこに登場する新人のAV女優のサイン色紙への応募は皆無だった。
まぁ、消長の激しい業界だったから、その女優があとで超有名にでもならない限り
プレミアなどつくはずもなかったのだが、なぜか未だ手元に遺品のように残ってしまった……。


そんなプレゼントでも会心のヒットだったのが、
僕が最後に担当した競馬雑誌でのプレゼント。
このときは船橋に移籍した94年JC馬マーベラスクラウンの取材を後輩に行かせたのだが、
「もし、もらえるなら蹄鉄かタテガミを」と指導していた。
そしてプレゼントにマーベラスクラウンのタテガミを出したら、
案の定、応募者が殺到し、Z君に「さすが」と云われたことがある。
当時はハンマープライスナリタブライアンのタテガミが40万で落札された時代だったからね。


話は最初に戻るがこの内部告発にはこんな続きもあった。
【当選者水増し「おかしい」と訴えた女性を解雇】
雑誌の読者プレゼントで当選者数を水増ししたとして消費者庁から再発防止などを
求められた秋田書店(東京)が昨年、プレゼント担当の社員だった女性(28)を
懲戒解雇していたことが21日、女性が所属する労働組合への取材でわかった。
 女性は「上司に水増しはおかしいと訴えていた」と主張しており、解雇撤回を求めている。
 女性は2007年に入社後、月刊漫画雑誌の編集部に配属され、プレゼント担当になった。
労組などによると、女性は、当選者数を水増しする手法を先輩社員からの引き継ぎで教えられ、
上司におかしいと訴えたが聞き入れられなかったと話しているという。
その後、体調を崩し、11年9月から休職。昨年2月末、
「多数のプレゼントを読者に送らず盗んだ」として、就業規則違反で3月30日付での解雇を
通知されたという。女性は盗みを否定している(2013年8月21日20時37分 読売新聞)


プレゼントをがめたという版元の出張もなんだが、なんと正義感の強い女性なのか?
これで解雇というのは、緘口令がしかれる本当に出版の旧体質を露呈していると思う。
まぁ、ほとんどが上に逆らえないという体制なのでどうにもならないが。
そういえば某競馬雑誌でも机を並べて仕事していた同僚のP子(仮名)が、
当時行っていたキャンペーンでの公平性を訴えていたことがあったが、
こちらはこれで解雇にならなかっただけ救いといえた。
ウソの水増プレゼントで読者を獲得しようとする雑誌も哀れだが、
しょせん、このような手段を使う雑誌が存続できたという例をみないことだけはたしかだ。


本日の木之前葵ちゃん
3Rクールフォックス2着(6番人気)複勝320円アタリ
4Rユアムーブ8着ブービー(9番人気)
6Rサンキウニシキ4着(7番人気)
8Rハヌルソンムル4着(3番人気)

馬券に絡んだのは1回で600円の投資に対し320円の払い戻しで回収率53%
クールフォックスの2着は見事としか云いようがなく、
B評価つけられなかったのが痛いです。
8Rハヌルソンムルは途中までずっと1番人気でしたし。
でも明日は有力馬が集まりましたので勝ち星が期待できそうです。
そういえば本日は92期の騎手候補生の紹介セレモニーがありました。
八木直也(安部厩舎)、村上弘樹(井手上厩舎)、深見勇也(井上哲厩舎)と
3名もの新人が来年名古屋でデビューしようとしているのに
廃止なんて若い芽を摘む愚策は本当阻止したいものです。


名古屋競馬木之前葵ちゃん馬券術】
明日の名古屋開催、木之前葵ちゃん騎乗馬予想。


3R4枠4番カミノエイコウオー特A
4R7枠7番トッテモイイオンナ
5R6枠6番フルーツマウンテン
7R4枠4番シンゼンスマイル
8R8枠11番ロイヤルデオアン
9R5枠5番ホワイトワンダー
10R8枠9番フレンチサマー
11R6枠6番ウィングヴェール


前日は打って変わり倍の8鞍騎乗
勝利が期待できそうなのは3Rカミノエイコウオーと11Rウィングヴェールでしょうか。
ともにハナに立つという注文がつきますが。
それよりも4Rに注目してください。トッテモイイオンナ
これって名は体を表す、まさに葵ちゃんのことでしょう。
ぷりち〜で腕の立つ天才騎手ですから。
でもね、葵ちゃんも積極的に調教に乗るなど陰では血のにじむ努力をしているんですよ!
馬券には「トッテモイイオンナ 木之前葵と印字されるわけですから、
本当は現地行って単複馬券買いたいものですが、PATでは何も残りません。
今回はなぜかこのあほブログを通じてつながってしまった
オータムさん所有のカミノエイコウオーに期待して特Aを打ちました。
よって特A単5:複10、A単1:複2、C複1の計2100円で挑みます。
もう本当、生活費は葵ちゃん頼みの人生です。


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