4月末日未明になって、ようやく4月5〜9日の
「青春18」取材の写真整理1802枚分が終わりました。
これでやっと前半の歯抜けが埋まったわけですが、
4月19〜22日に出かけた帰省取材の写真が1500枚を超えており、
4月中に整理することは不可能になってしまいました。
それでは「青春18」2冊目5日目(累計10日目)となる9日の行程を。
三次546→932江津935→1120出雲市1138→1257米子1340→1549新見1550→
1700倉敷……倉敷市1712→(水島臨海鉄道)→1736三菱自工前1748→
(水島臨海鉄道)→1751水島1811→(水島臨海鉄道)→1835倉敷市……
倉敷1847→1900岡山1910→2027播州赤穂2033→2044相生2114→(こだま760号)
→2126姫路2138→2225寺前2235(2248)→2315(2325)姫路2335(2339)→
(サンライズ瀬戸)→708東京710(715)→728(733)中野
朝の始発5時台はお約束で、最初の目的は三江線。
本当は木次線も乗りたかったのですが、
接続が悪すぎてプラン上両線を乗るのは不可能なので、
木次線は諦めて三江線にしました。
91年の山陰ワイド周遊券のときはもっと日程にも余裕があったのですが。
ということで20年ぶりの三江線です。
しかし、なんと三次駅の営業時間は7時からで、
「青春18」の日付は運転士に書いてもらうしかありませんでした。
しかも始発で乗ると、列車内はどうしても寝る鉄に……。
途中の口羽駅(写真左)で列車交換があったのですが、
反対の下り列車が発車したあとも30分近く停車している時間調整ダイヤ。
駅周辺には集落もほとんどありませんでしたが、
三江線の開通記念碑が撮影できました。
三江線は始発から乗客は僕独り。石見都賀で女子高生がようやく1名乗ってきて、
あとの駅でも乗客はありましたが、寂しい限りのローカル線です。
江津からは山陰本線で米子へと向かいますが、
大田市駅では数分停車しスタンプを押すことができました。
再訪した米子駅で帰りのサンライズ瀬戸のノビノビ座席の空きを確認し、
空きがあったので、ここで帰りの乗車券も購入。
さらに境線のねこ娘列車(写真中央)やコナントレインなどの収穫もありました。
米子からは伯備線。2年前にはサンライズ出雲と特急やくもで往復していますが、
やはり伯備線の醍醐味は普通列車に限ります。
1983年に初乗車したときも列車行き違いで、たくさんの駅で数分停車しましたが、
今回も米子〜新見間で伯耆溝口・上菅・生山・上石見・新郷で列車交換があり、
数分停車したので写真や動画もたくさん撮れました。
上菅〜新郷は各駅で、このあたりが単線のおもしろいところで、
特急では体感できない楽しみがありました。
新見から本当は姫新線で姫路へ抜ける計画でしたが、
これだと乗り継ぎの新幹線を無駄にしてしまうので、
姫新線をやめて伯備線で倉敷まで行き、水島臨海鉄道に乗ります。
水島臨海鉄道の列車本数が結構あることが分かったからです。
水島臨海鉄道も初乗車。高架でそれなりの乗客がありましたが、
ほとんどがひとつ手前の水島で降りてしまい、
終着の三菱自工前(写真右)は周辺に工場しかない黄昏の駅でした。
このまま往復するだけでは物足りないので、水島で途中下車。
なんとか営業時間ギリギリで間に合いスタンプを押すことができました。
さらに次の水島折り返し列車は冒頭写真のように懐かしのキハ20系。
これは感動しました。80年代の高山本線で初めて乗ったのがキハ26系で、
この半自動で開けるときは手動というレトロさ。
車内とかも撮影しまくりましたが、壁についていた枕はもうありませんでした。
このあとは姫路からサンライズ瀬戸での帰路ですので、
時間つぶしに赤穂線を経由し、相生から乗り継ぎの新幹線に乗りました。
新幹線との乗り継ぎにしておけば、特急料金が半額になるという裏技です。
姫路でも時間があったので、電化された播但線の寺前を往復。
ところが寺前で接続の気動車が鹿と衝突した事故があり、
遅延ダイヤになってサンライズの乗り継ぎが心配になりましたが、
なんとか姫路に戻ってくることができました。
ここで「青春18」の旅は終わり、帰りはサンライズ瀬戸の「のびのび座席」で
あっさりと眠りにつき、中野到着は翌10日の通勤時間帯前でした。
たぶん、もう1日分あれば「青春18」で帰ってきたかもしれません。
本日のグルメは昼食が出雲市駅弁の名物出雲そば弁当1050円(写真左)、
夕食が米子駅弁の海の宝箱1260円(写真中央)で、
もうひとつの米子駅で購入したうなぎ弁当920円(写真右)は、
帰宅してからの昼食になりました。全部(゚д゚)ウマー午前中は駅弁に疎遠なことは分かっていたので、
やはり前日に錦帯橋で購入した鯖寿司が朝食になりましたが、写真は撮っていません。
ということで2012年春の「青春18」は執念で2冊消化しました。
やはり春先が一番取材に適していますが、天候はなかなか恵まれませんね。
果たして夏季は「青春18」が発売されるのかどうか、
存続が気がかりでなりませんが、悔いのない旅にしました(おしまい)。