シンボリルドルフ逝く

shugoro2011-10-04

明け方までかかってようやく9月22〜27日の取材写真の整理が終わり、
そこでいったんダウンしてしまったので、午前中は完全につぶしてしまいました。
9月30日の項にも書きましたが、これでやっと9月分の伝票整理ができ、
午後は銀行などで時間を費やしてしまったわけです。
むろん、写真は終わっても今回のスタンプやパンフのスキャンが残っており、
これを終わらせておかないと、次の仕事にも取材にも進めないわけで、
たぶん本日はこれで費やすことになり、本格的に仕事が始動できるのは明日以降になりましょうか。


そんな日常はさておき、本日はあのJRA史上初の無敗の三冠馬となった
シンボリルドルフが余生を送っていた
千葉県成田市シンボリ牧場で亡くなったそうです。
30歳ですから大往生ですが、ご冥福をお祈りします。
ちょうど僕が競馬の世界に入ったのは92年でしたから、
同馬の現役時代は知る由もなく、本やビデオで仕入れた知識では、
嫌味なほど強い馬だったということで、しかも1つ上のミスターシービーを降したことから、
シービーファンにはあまり評判がよくなかったとか。
通算成績は16戦13勝(うち海外1勝0勝)ということで、
海外のサンタアニタ競馬場のサンルイレイSで故障し引退。
GIは7勝で「皇帝」ともいわれました。
しかし、現役時代を見れなかったぶん、記憶的にはやはり無敗で三冠に挑戦した、
ミホノブルボン三冠馬になったナリタブライアン
同じく無敗で三冠を制したディープインパクト世代になってしまいます。
しかし、やはり無敗で三冠というのに偉大さがうかがえましょう。
欲をいえばブライアンのように3歳王者の朝日杯からの王道を行ってほしかったのですが、
3歳王者から無敗で王道を行けたのは、残念ながらまだ1頭もいないわけです。
この資格を有していたのが、ミホノブルボンだけだったのですが。
産駒としては4冠馬のトウカイテイオーが有名ですが、
どちらかというとステイヤーズSを連覇したアイルトンシンボリのほうが好きでした。
ちょうど競馬ブームが過熱した90年代、牧場めぐりガイドや、
『あの馬は今?』的な本がたくさん出たのですが、
牧場見学でルドルフのタテガミを切るという事件を起こしたバカなファンのため、
見学は完全にシャットアウトされ、近況すら教えてもらえなくなったのです。
種牡馬引退後は比較的自由に見学もできたと聞きますが、
もうその頃には競馬ブームも去り、見学客も本当に好きなファンだけが訪れるようになったのでしょう。
もうひとつの思い出は97〜98年頃だったか、シンボリルドルフにちなんだ
「皇帝」という酒の品評会に招待され、かっこいい絵葉書をもらったことがあります。
その絵葉書は所有していますが、引越しにまぎれて出てこないので、
冒頭写真はJRAから拝借しました。
そういえば昨年のJCの時にパドック展示で東京競馬場へ来たようで、
これが会える最後のチャンスだったかもしれません。
本当に残念ながら、こんな偉大な馬と一度も会うことができなかったことが悔やまれます。
オグリキャップの時のように東京競馬場に献花台が用意されるのでしょうか?


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