鉄道の特性を活かして

僕の所属するどん行会でもさまざまな議論がされていますが、
今回の災害に対してJR東日本の対応には呆れるばかりです。
安全確保に躍起になっているため、輸送を放棄してしまったJR。
地震のあった11日、JR東中野駅へは行きませんでしたが、
現地にいた人の声では早々にシャッターで締め出されてしまったとか。
都営地下鉄中井駅でも電車は止まっていましたが、
駅は開放されており、JR以外の民鉄は同様だったようです。
西武鉄道などは終夜運転まで行っていたとか。
せめて山手線内だけで徐行運転をしていれば、
帰宅難民がもっと解消されたのではないでしょうか?
また、救援物資が現地まで届かない報道も、
なぜ大量輸送に適した鉄道貨物輸送を使わないのでしょうか?
現地到達が厳しいにしても途中の駅まではピストン輸送されます。
仮に電気機関車が使えないなら、ディーゼル機関車気動車という手もあります。
M氏による燃料がなければSLという手段もあながち間違いではないでしょう。
道路のトラック輸送ではガソリン供給や渋滞も絡んで、スムーズに行かないと思います。
災害復興という改めて鉄道の本領発揮する舞台なのに、
JR東日本は何をやっているんだか?
電力の問題もありますが、今こそ鉄道の定時運行を計るべきとき。
これが一番の復興手段といえましょう。
18日に延期された打ち合わせもさらに来週以降となり、
いただいた招待の公演も中止になりました。
JRAはじめ他の民間企業は経済的な大打撃を被っています。
原発事故の情報もあやふやで、すでに東京駅には東京脱出をはかる
疎開民も出始めているとか。さすがに東海道新幹線は復旧が早かったのですが、
そんな避難民輸送になってしまわないことを願うのみです。


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