こいつは考えたね!

shugoro2010-10-26

先日、PHPのコミック『大河』が休刊になる情報を聞いた。
結構、有名な漫画家さんを揃えていたようではあったが、やはりダメだったか。
それでもブームに便乗した割には、よくもったほうだと思う。
この手の本をコンビ二売の月刊化というのが結構厳しい。
創刊号はオマケとかついていたので購入したが、最終号も買っておくべきか?
まぁ、雑誌なんてのは生まれては消えるものなので、
ある意味、デアゴのやっているようなウィークリー形式で
全何巻のほうが書店にもおきやすく効率がいいと思う。
もっとも創刊からだんだん右下がりになることはたしかで、
右上がりなんてことは滅多にないと聞くが。
この手の本のプロジェクトに何度か参加したことはあるが、
この場合ははっきりいって創刊から立ち会わないほうが利口。
コンセプトも決まっておらず、素人が相手だともう余計無茶苦茶に。
で、直接請けているほうはともかく、外注の我々にはこの間一銭も入ってこないので、
貧乏人には死活問題になりかねないのです。
でもって、前置きが長くなりましたが先日24日に発売になったという、
冒頭写真『絵で知る長篠合戦図屏風』(集英社290円です。
こいつは考えたと書いたのは写真使用料の経費を浮かせたこと。
つまり肖像や遺品などまともに写真を借りると、
どんでもなく制作コストがあがってしまうのですが、
犬山城白帝文庫の長篠合戦図屏風は1点1万4000円。
大阪城天守閣のように部分ごとに料金がかかる場合もありますが、
ここでは1点だけですみ、この屏風を切り取って拡大して何度使おうが、
1点分の料金ですむわけです。実はこの屏風、当社も学研の本で何度か借りたことがあり、
8月26日の『激震 織田信長 新装改訂版』でも使用したのですが、
屏風内の細かい人物のチェックが大変でした。
この手の合戦シリーズも食傷気味なほどウィークリーで出ていますが、
なるほどこれならページも稼げますね。
でも、写真はひどい。どうせカメラマンなんか使えなかったのではと思うほど
長篠城跡が陰っています。どうせ再撮などは考えず、
行き当たりばったりだったのでしょうね。こちらも雨に祟られたことはありますが。
それに地元名産のお茶って何よ? もっと気の利いた土産ものぐらいあったでしょうが。
こんな余計な土産載せるぐらいなら、
もう少し長篠古戦場の史跡ポイントを充実させたほうがよかったんじゃないの。
もっとも僕は毎度のことながら創刊号買って、はいおしまいですが。


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