石田未来引退に思うこと

本日は午後に市ヶ谷での打合わせをはさんでしまったため、
作業も思ったほどはかどらず、本日夜半から米沢へ取材へ出かけることになった。
最近はどうも血圧が上がっているのと、腎臓あたりがやられているのでは思う。
おかげて仕事にも集中できないことしばし。
まあ、そんなことはよいとして昨日の続きを少々記しておきたい。
石田未来引退でオリコンの書き込みはえらくひどい書かれようだった。
「誰それ?」って5年も経つと、忘れ去られてしまうものなのか。
競馬同様、消長の早い芸能界だから仕方ないけど。
僕は直接会わなかったが、彼女は純粋な印象で、
たしかにU-15では売り物になったが、歳を経るとそれ以上のものが求められる。
悪く言えばズルさがないような感じではあった。
僕は芸能界の仕事にも一時首を突っ込んだのでよく知っているが、
タレントをダシにした周囲の金に対する執着心や意地汚なさを痛感した。
まぁ東京に実家があるわけでないので、
仕事がなくなって東京で暮らしていくのが大変になったのも現実的な問題だろう。
僕はこの20歳で引退という英断に惜しみない拍手を送りたい。
引き際を誤ったタレントはいくらでもいる。
本日、このことを書いたのは陰ながら支援してきた某タレントが
いきなり怪しげな広告の看板になっていたからだ。
応援していたタレントが脱いでしまったというケースだっていくらでもあるだろう。
まぁ、それもその個人個人の考え、生き方なので干渉するつもりもない。
この晩節を汚すことなく去る潔さに共感しているのは、
未来のない出版界にも同じことがいえるからだ。
僕が恐れているのは、このまま「限界集落」に落ちることである。
60歳を過ぎてもここに残っていれば確実に帰れなくなり、
日々の生活だけで精一杯になってしまうだろう。
現にその東京での生活すらできなくなり、連帯保証人もなく、
借金取りに追われていた使えない老人の例も知っている。
石田未来の引退は決して他人事のように思えないのだ。
取材なしのウィキライターなどで時間だけを費やされるこの虚しさ。
ここまで来るといくら利益が出なくても、出かけるうちに出かけて写真などを撮り、
血や肉として活かしたいと思う今日この頃なのだ。もちろん仕事を選べるような立場ではないのだが。


10月限りで引退ということは、あと半月は東京にいるのだろうか。
まぁ、東京にも下町などいいところは、たくさんあるから心おきなく満喫してほしい。
田舎に帰って世間の目は大丈夫だろうか。古巣が落ち着くのは人の性だが、
残念ながら最近の小牧市は外国人が増え、治安が悪化しているのもたしか。
東京以上に危険だから、くれぐれも夜半での独り歩きは気をつけてほしいものだ。


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