さようなら石田未来(10月12日)

本日は鉄道記念日ですが、ちょっとした縁のあるニュースを書き留めておきます。
同郷の愛知県小牧市出身の女優・石田未来さん(20)が、10月9日に今月限りで芸能界引退を発表。
故郷に帰って「地元でリセット」するそうです。
石田未来さんとの縁は2003年3月に発行した『おしゃま』(笠倉出版社)での撮りおろしでした。
たまたまその日は別件で動けなかったため、撮影には立ち会えませんでしたが。
領収書の「名鉄小牧駅」を見てビックリ! そのとき同郷と知ったわけです。
その場で地元のスガキヤ味噌カツネタなどをふってあげれば、
人見知りする未来さんも安心したでしょうに。
未来さんはU-15アイドルとして脚光を浴び、『purepure』の看板娘だったそうです。
当社では最初で最後のU-15アイドルMOOKをつくったのですが、
これが15歳での卒業記念ともいえる本だったのではないでしょうか。

まぁ、とくに追っかけなどする熱意もありませんでしたが、
やっぱ同郷で頑張っているとなれば陰ながら応援したくなるわけで。
未来さんは中学卒業と同時に上京し、芸能人が多く通う日出高校に進学しましたが、
高校卒業後は壁にぶつかってしまったようでして、
ルームシェアをしていた新垣結衣さんの活躍と比してもなんとなくそう思ったものです。
金八先生』では黒川智花と区別がつかなかったし、
紛らわしい名前の志田未来が台頭するにつれ、存在が薄くなっていったような……。
でも、昨年6月、秩父鉄道のローカル駅でポスター(右)を見つけたとき、
この子は東京や全国よりもこういう地方や郡上八幡などで個性が生きるのではとも思いました。
兄というより、娘ほどの開きがあるおじさんは忙しさにかまけて、
ヒロインを演じた2006年の映画『猫目小僧』を観れずに後悔しました。
未来さんの偉いところは理解のない地元にいながら、
中学卒業と同時に上京する度胸と潔い引き際です。
僕の場合、岩倉高校に進学したくても、クソ田舎の両親や教師は納得しませんでしたから。
23歳で上京し、40過ぎてもくすぶっている僕とは大違い。
未来さんはまだ20歳になってちょっと。まだまだ将来はこれからだがや。
僕同様、名古屋の味覚に毒されていると思うので、里心がついたかもしれませんが。
未来さん、お疲れ様。名古屋のうみゃーもん、たんと喰ってくつろぎゃーて。
ドラえもん・晃生・kazz温かく迎えてやれよ!
おじさん、もう少しだけ東京に居ますけどね。

一瞬の輝き――ここから伝説ははじまります。


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