映画『おろち』

本日ようやく一冊本の校了にこぎつけました。
終わったのがちょうどタイミングよい夕方でしたので、
帰りに新宿三丁目にある「新宿バルト9」で待望の映画『おろち』を観てきました。
本当は昨日行くことも考えていたのですが、
本日は平日でシネマチネの時間帯は1200円で観れるのです。
こうなると本当正規の1800円なんて払ってみませんね。
しかも『おろち』は1日3回しか上映がなく、
0時25分上映、2時20分終了ってのも。オールナイトでないということは、
始発電車まで3時間は余計に時間をつぶさねばならなくなります。
今回の映画は楳図かずおの恐怖漫画『おろち』が原作。
しょこたんではないですが、中高と楳図漫画にはまり、
まことちゃん』『アゲイン』を中心に『おろち』も買い揃えた記憶があります。
ちなみに飼い猫の名前が3代とも目茶(メチャ)でした。
今回はその9つのストーリーから「姉妹」と「血」を合作にした内容でした。
基本ベースは「姉妹」のほうでしたが、無理に合作にしたため、
焦点が少々ぼけてしまった感は否めません。
あの時点で妹が呪われた血筋と分かっていながら、
なぜ姉のほうに血液交換の手術をさせるのでしょうか。
あと『おろち』役が谷村美月さんというのはちょっと違和感が……。
どうも楳図先生の美少女の視点で見てしまうからなのですが。
ファンの方ごめんなさい。あくまでも僕の主観で書いています。
この映画のMVPは門前葵・一草の親子二代を演じた木村佳乃さんでしょう。
顔が崩れてゆくという不安と怯えの表情が、まさに楳図ワールドの『恐怖』の表紙そっくりでした。
脇を固めた中越典子さんも、従順そうな表情をしながら裏でのしたたかさが見事。
サラリーマンNEOの『厚姫』でもいじられ役を演じてましたね。
それにしてもバイオレンスなシーンが多くて、ひいてしまうほどでした。
姉妹役の木村さん・中越さん、おろち役の谷村さんまでボッコボッコにぶん殴られます。
いきなり襲いかかったり、音で驚かすのは迫力満点。
結論からいえば女は怖いということになりましょうか。
帰りは8階の『青葉』でラーメンを食して帰りました。こんな日があってもいいよね。


≪追伸≫
メイショウサムソン凱旋門賞で10着。日本のレースで負けながらの挑戦は、
ちょっと無謀というか、チャレンジ精神というか。
せめてもう1年前に挑戦していればねぇ。


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